二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【REBORN】 影はやがて、笑い出す ( No.15 )
日時: 2010/07/16 17:03
名前: 白柊 ◆aUgcx1Sc9Q (ID: COldU63y)
参照: http://部活地獄開催間近! 曲は完成する訳が無い!(涙

#01 全ての影は、消えうせる

「ん…………」
目を開けると、目に入ったのは眩しい位の朝日だった。
午前5時半。
私、安川真理は起床する。
目覚めの悪くなる悪夢から覚めて。

「そうか、今日からか……」

今日は並盛中学校へと転入する日。
並盛中学校の吹奏楽部は果たして強いのだろうか。
とか、そんな事を考えていた。
そして転入生ってアニメとか漫画とかでは不思議キャラだの重要なキャラになるらしい。

そんなキャラには、あまりなりたくなかった。
人と関わるのはそこまで好きじゃないし。

「……はぁ」

転入初日には不似合いな溜息を着き、制服を取り出した。
随分可愛いブレザーになっている。
なかなか制服の良い学校なのか、とか思う。

とにかく、制服にさっさと着替える。
そしてキッチンまで行き冷蔵庫からお茶を取り出し少し飲む。
味は中々良いものだった。
そして何故かお茶だけ飲むと食欲はそこまでなくなっている。
折角、朝ご飯を作るか、と珍しくやる気が出ていたのに。

とりあえず、弁当だけ用意して近くにおいてあった鞄にしまう。


そして時計を見ると何故かもう8時になっていた。
今回引っ越してきたこの家は、並盛中へ行く時間は20分程度。
恐らく転入の為の何やらで早く行った方が良いだろう。

私は家を出る事にした。

と、その前に玄関に飾ってある写真立てを見る。
茶色の天然パーマの私の横で茶色のストレートヘアの少女が笑っている写真だ。

「行って来ます、姉さん……」


そう言って、私は玄関から出た。

新たな生活の始まりだ。
そして新たな……





影、の始まりなのだろう。