二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【REBORN】 影はやがて、笑い出す ( No.56 )
日時: 2010/07/19 15:23
名前: 白柊 ◆aUgcx1Sc9Q (ID: COldU63y)
参照: http://サマーコンサート間近になる。 最近腕がつった。痛い。

#04 動きはせず、止まりもせず。(ツナside)

今日、やって来た転入生の女の子。
始めてみた時何となく不思議な感じがした。

そして、同じ転入してきた小林と何処と無く似ている気もする。

獄寺君と山本は、全く感じてないのか普通にしているけど俺には何となくわかった。


——————2人は〝普通〟では無い事を。

今は、休み時間。

獄寺君に、ちょっと2人を知っているか聞こうかな、と思い、後ろを振り向くと……



何故か獄寺君の後ろにリボーンが居た。

小声だけど、驚きを隠せない。

「り、リボーン! ……おっ、お前なんで此処に!」
「暇だったからな。それにお前も気付いてるんだろ?」

俺はハッとした表情になる。
しらばっくれは出来ない。本当に気付いている。
リボーンはそんな俺の心情を察したのかニヤッと笑った。

「お前らには知りもしねぇ情報だろうな。
……あの2人は〝影〟って言う能力を持ってんだ。」

……俺たちには知りもしない情報?

それと、影?

いきなり訳の分からない言葉に俺は目を丸くする。
一体、何なんだ?


「説明するのが、面倒くせぇら手短に話すぞ。
あいつらは影を持ち幻術を扱える立派な裏社会の一員だ。
影っていう能力は幻術とか幻とかを扱えてな、裏社会ではかなり重宝されてんだ。
ただし、ボンゴレファミリーには代々影を持つ奴が1人も居ない。分かったな?」

大体、分かった。
とにかくあの2人は影と言う能力を持っていて、骸みたいに幻術を使えてる。
だけど、ボンゴレファミリーには影と言う能力を持つ人が1人もいない。

骸とかクロームは影を持っていない幻術者なのか?
と、ちょっと疑問に思った。

「霧の守護者はほぼ影を持ってる奴だが、影を持つ者の掟で影を持たない者に影の事を教えてはいけない。
ただし、あの2人は違うみてーだけどな。」

「え? ……な、何で?」

「あの2人は影を持ち、存在を持つ。
……存在は影の反対で持つものじゃなく自分の意思から造られる。簡単に言えば心の強さを具現化した奴だ
俺が調べてみたが、あの2人は大きな影の力を持ちつつある程度の存在も持ってやがる。

かなり、ヤバイ奴だな。」

リボーンにしては深刻そうに語っていた。
内心、俺は焦っている。

やって来た転入生がまさか、そんなに強い人たちだったんだ、と思って。
それに敵か味方か全く分からない。

———獄寺君も山本も危ないのか……?

そしてリボーンはさらに付け加えた。

「今あの2人は裏社会に居るだけで、どのファミリーにも入っていない。
……白蘭にも狙われてるそうだ」

「……は!? リ、リボーン。どう言う事だよ?」

白蘭って……この10年前の世界じゃ何もしてない筈。
全く意味が分からないよ!!

「言い忘れたな。未来の世界で俺らは白蘭を倒したが、この世界では何故か裏社会に居るみてーだ。
どっちかと言えばボンゴレの味方だから安心しろ。

でも、影の力を狙ってる事には変わりねーけどな」

白蘭が味方に———?
全く意味が分からない。
……敵じゃ無いなら、安心して良いのか?





「……俺はもうちょっと2人について、調べてくる。
ツナ、お前は獄寺と山本で安川真理って奴を見とけ
雲雀とかクロームには小林陶火を見とけって俺が言っておく」

「は!? リボーン、ま、待てって!!」




リボーンはじゃあな、と言うと勝手に行った。

もう、訳が分からないよ!!





とりあえず、獄寺君と山本に話さないと……