二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

イナズマイレブン 私と世界の仲間達 8月27日までアンケート ( No.139 )
日時: 2010/08/26 22:13
名前: 薔薇結晶 (ID: uoVGc0lB)

第25話 「合宿2日目!」


ジュリア「Guten Morgen!」
全(監督以外)「は!?」
ジュリア「あれ?『Guten Morgen(グーテン・モルゲン)』って、ドイツ語で『おはよう』じゃなかったっけ?」
監督「心配するな、合っている。」
ジュリア「あ〜、良かった。」
サクラ「なんでドイツ語…?」
ジュリア「私日本人とドイツ人のハーフだし。お母様、いつもあいさつはドイツ語だから覚えた。」
ホルネス「ってか、1番早く起きたのに、出てくんの遅いな。」
ジュリア「ん?髪を結うのに時間がかかったの。」
ホルネス「ふ〜ん。」

まぁ、1人でかなり長い髪を三つ編みにするのはさぞ難しかったであろう。





監督「今日から本格的にトレーニングを開始する。いいな!」
全「はい!」
監督「今日は、体力とドリブル力を上げるため、チーム対抗のリレーをする。」

そしてリーダーにキャンプ場のマップが渡される。

監督「ここのスペースは受付からどのエリアよりも遠い。まぁ軽く片道で2.5kmはあるだろう。」
ジュリア「ま、まさか監督。ここから受付までドリブルで行けと?」
監督「その通りだ。まぁ、往復だがな。」
全「ええっ!!?」
フィディオ「じゃぁ、5kmは軽くあるんだな…。」
監督「5km×4人のドリブルリレーだ。走る順番を決めてサクラに報告。そして1番手に決まったものはボールを持ち、スタートラインに立て。最後に絶対条件。リーダーがアンカーだ。」

ジュリアのチームの順番はビヨン→ホルネス→マーク→ジュリアで、ある。


監督「位置について、用意…。」

<<ピッ>>

<<<<ダッ>>>>

ジュリア「頼んだよ!ビヨン!!」







30分後、ビヨンが帰ってきて、ホルネス。
更に約45分後、ホルネスが帰ってきて、マーク。
40分後、マークが帰って来た。次はジュリアだ。

マーク「ジュリア!」
ジュリア「オッケー!行ってきます!!」

現在ジュリアのチームは2位。
ジュリアはどうにか追いつこうと試みる。


<<どんっ>>

ジュリア「きゃっ!」
「いたっ!!」

ジュリア「すみません!大丈夫ですか!?」
「大丈夫よ、それよりボールが…。」

ぶつかった人が指す先には、草むらに転げ落ちていくサッカーボール。

ジュリア「う、うそっ!やばっ!!!」

ルールで、手は使ってはいけないことになっている。
草むらに落ちてもそれは絶対である。

<<とんっ>>
と、何かに足が突っかかった。石だ。

ジュリア「きゃ———っっ!!」

ゴロゴロ、ジュリアの体が転がっていく。
<<ゴンッ>>と、岩に頭をぶつけた。幸い、出血してはいない。

ジュリア「いった〜…。」

<ズキッ>と、左腕が痛む。

ジュリア「こんな傷、カンケーない!」

<<ぽん、ぽんっ>>と器用にボールを操る。
頭に載せて、階段を上る。


ジュリア「再開っ。」

そこで、チャンスウとすれ違った。

ジュリア「(チャンスウのチームって3番だったんじゃ…って事は、フィディオはもっと先!!?)」
チャンスウ「ちなみにテレスももう行きましたよ。」
ジュリア「うそっ!?急がなきゃ!!」



折り返し地点。サクラがいた。

サクラ「ちょ、どうしたの!?ボロボロじゃないっ!」
ジュリア「あは、ドジった☆」
サクラ「☆じゃない!」
ジュリア「とりあえず、サイン。」
サクラ「がんばれ!」
ジュリア「うんっ、頑張る。」



<<ズキッ>>

ジュリア「あぁっ!」

右足が痛んできた。しゃがみこむジュリア。

ジュリア「絶対に…行かないと…いけない…っ。早く…走らなきゃ…!」

痛む左腕、悲鳴を上げる右足、ボロボロの体。
最悪の状況だった。

ジュリア「stand up! stand up! 立ちあがリーヨ!
     曇天蹴飛ばし日本晴れ!」

歌いながら、少しでも早く、みんなの所へ!
そう思いながら走り続けた。




ホルネス「ったく、遅すぎる。絶対おかしいだろ!キャプテン、そんなヤワじゃねーだろ!」
マーク「恐らく、ケガをしたのか、もしくはしていたんだ。」
サクラ「ドジったなんて嘘に決まってる!なんで走るのよ、あんな体で…っ!」
フィディオ「俺、少し様子を見てくる!」
監督「それは許可できない。」
フィディオ「どうしてですか!」
監督「来たからだ。」
サクラ「ジュリアっ!!」

ジュリアはみんなに、あわせる顔がなかった。それに、体力がもたなかった。

どうにかゴールしたが、そのまま翌日まで眠ってしまった。


第25話 終わり