二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- イナズマイレブン 私と世界の仲間達 ( No.144 )
- 日時: 2010/08/27 12:35
- 名前: 薔薇結晶 (ID: vAHEHJN2)
第26話 「合宿3日目!前編」
朝5:00。
誰も起きていない。
ジュリア「若干暗いな…。ボール蹴るのはよしますか。」
彼女の趣味は「ピアノとヴァイオリンを弾く事、和菓子を作る事」以外に、結構地味なものがあった。
レースを編む事。
なんとも地味である。本人曰く、「地味なものでも、達成感あればいいの。何事も達成感だ!サッカーもそうでしょ。」
……らしい。
レースを編むのは時間がかかる。もうそれは飽きないのがおかしいくらいにジュリアは時間をかける。
手元は早いのに、面倒な柄ばかり編むのだ。
分からない。
「あっ、ジュリア。」
ジュリア「おはよう、サクラ。」
振り返らずにあいさつをした。
レースを編むのに恐ろしいほど神経を使っている。
サクラ「おお〜、キレイだね。」
ジュリア「ありがと。でも目が疲れる。」
サクラ「細かいからね〜…。」
ジュリア「今何時?」
サクラ「6:00。」
ジュリア「じゃぁ私は1時間の暇潰しに成功したわけだ。」
サクラ「あはは…。」
ジュリア「朝ごはん、手伝おうか?」
サクラ「うん、お願い。」
ジュリア「こんなに卵使うの?」
サクラ「うん。だって人数考えてみてよ。」
16(選手)+1(サクラ)+1(監督)=18
ジュリア「確かにこれくらいはいるかも。」
サクラ「ね。」
ジュリア「じゃ、私はスクランブルエッグ作っとく。」
サクラ「ん、お願い。」
1時間後…。
「「終わった———っ。」」
ジュリア「後はみんなが起きるの待つだけ。レース編んどこ。」
サクラ「また編むの?」
ジュリア「暇潰しにはちょうどいいのよ、レース編むのは。」
「早起きですね。」
「「おはよう、チャンスウ。」」
ジュリアはまた振り返らなかった。
チャンスウ「大丈夫ですか。」
ジュリア「超余裕。」
チャンスウ「それは良かった。」
ジュリア「よし、完成っ。」
サクラ「うわぁ、すごいっ!」
レースには桜の花が施してあった。
ジュリア「プレゼント。」
サクラ「い、いいの!?こんなにすごいのに?」
ジュリア「サクラにあげるために桜の花編んだんだけど?」
サクラ「ありがとっ。」
監督「午前は11時に練習を終了する。」
ジュリア「どうしてですか?」
監督「チーム、いや、全員で昼食のカレーを作る。」
サクラ「と、言う事だから。」
監督「リフティング200回。落ちたら1からやり直しだ。」
全「はい!」
<トンッ、トンッ>
ジュリアは200回など10分で終わったが。
「あっ!」
と言ってみんなボールがこぼれてしまうのだ。
ホルネス「なんでキャプテンそんなに早く終わったんだ…?」
ジュリア「ボールは友達だから。」
ホルネス「理由になってねぇ。」
ジュリア「じゃぁ、実際500回って思ってやってみれば?私気がついたら軽く250回超えるよ?」
全「意味わかんねぇ!!」
ジュリア「何事も努力だよ。」
11:00。
監督「終了!」
全「ありがとうございました!」
サクラ「みんな着替えてきてねーっ!」
ジュリア「私はここで待っとく。」
第26話 終わり