二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

イナズマイレブン 私と世界の仲間達 9月8日までアンケート ( No.210 )
日時: 2010/09/06 18:37
名前: 薔薇結晶 (ID: ObYAgmLo)

第9話 「黒薔薇発動!」


翌日—————。


ジュリア「今日はまず、みんなに言っておきたい事があるの。」

チームメイトは首を傾げる。

ジュリア「予言する。今日、カンナが来る。」
全「なっっ!!!」
サクラ「カンナって…。」
フィディオ「黒薔薇がまた来るのか…。」
ジュリア「もう私も限界に近いの。カンナはその隙を突いてくるわ。」

「その通り。アンタも結構頭が回るようになってんじゃない。」

全「!!!?」
ジュリア「ついに『私』という鎖を引きちぎったのね。」
カンナ「あははっ、亡霊で出れるようになったのよ〜。はじめまして、じゃない。改めまして〜アタシがカンナよ〜♪」

みんなの目は冷たかった。と言うより怖かった。

カンナ「さて、と。早速ジュリアの体を頂くわ。」

カンナが手をジュリアの目の前に、彼女の目を覆い隠すように、手をかざす。

カンナ「うふふ…。『黒薔薇、発動』。」

フィディオ「サクラ、下がっていてくれ。」
サクラ「うん…。」
フィディオ「大丈夫だよ。」

マーク「行くぞ!!」
全「おう!!」

ジュリア「ああぁぁああぁあっぁ…!」
カンナ「さぁ、紅薔薇。枯れなさい。そして私の養分となりなさい。」
「「”ユニコーンブースト”!!!」」
カンナ「!」

”フォーリンローズ”!

マーク「なっ!!!」
ディラン「Why!?シーは亡霊じゃないのかい!?」

”黒薔薇の穴”!!

「「うわあぁぁっっ!!!」」
ジュリア「マーク…ディラン…ッッ!!」
カンナ「容易に突っ込んでくるとは…。馬鹿みたい。」
ジュリア「カンナ…ッ!!!」
カンナ「怒った顔の方が映えるわねぇ〜♪」




「どうして…?かあさま…とうさま…。」

ジュリア「(えっ…?)」

「カンナは、やってないのに……。」

「でも、言ったら……鶴来兄に、……怒られる…。」

ジュリア「(アレは、小さい頃のカンナ…。鶴来(つるぎ)って…カンナのお兄さんじゃ…。)」

「槍にも…。蹴られる……。」


ジュリア「(あ…、もしかして……カンナが欲しいのは、私の体じゃなくて…本当は…。)」


「絵本の、勇者みたいに…なりたい!」


ジュリア「!!!」


ジュリア「カンナッッ!!!」


第9話 終わり