二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

イナズマイレブン 私と世界の仲間達 ( No.214 )
日時: 2010/09/09 06:01
名前: 薔薇結晶 (ID: XLtAKk9M)

第11話 「覚醒!蒼薔薇!!」




ホルネス「…キャプテン、大丈夫かな。」

黒薔薇の攻撃が止まって10分。いまだにジュリアが黒薔薇から出てこない。

マーク「大丈夫だ。アイツなら。」
ディラン「ミーも大丈夫だと思うよ。」
サクラ「私も。」
フィディオ「俺もだ。」
ホルネス「でも前はボロボロになった上に視力まで奪われて帰って来たじゃないか…!!」
マーク「あれから、2年。経ってるんだ。」
ホルネス「!」
マーク「…ジュリアは、成長してるよ。カンナに負けないくらいにな。」






ジュリアは『種』を失った。
『種』がなければ、薔薇は咲かない。つまり…
                                      サッカーができない。

ジュリア「『勇気』を失うだけで堕ちると、思わないでよね…。」

薔薇は、枯れたら最後。それ以前に、『種』を失えば咲けない。
咲けない場合に取る手段は基本的には1つ。
薔薇を放置すること。

ジュリアは薔薇を放置するなんて考えもしない。
ましてや、こんな事を考えた。

「新しい『種』を作ればいいじゃない。」

と。
そんな簡単に出来る事ではない。
『感情』を種にしている薔薇達は、『種』が元だ。
その『種』を他人に渡すために引き抜いたジュリアが出来る事ではないのだ。

基本、は。


ジュリア「その基本を突き破るのが得意でね!!」

<<パアアァァァァンッッッ>>


この瞬間を見逃したメンバーはいないだろう。
黒薔薇が輝きだした。


そして、弾けた。
と、同時に黒い花弁から、蒼の花弁が生まれた。

そして、ジュリアが同時に出てきた。が、
違った。


ジュリア「え…。」

出てきたジュリア本人も驚いていた。
髪の色が変ったのだ。
オレンジ色をした髪が、輝かんばかりの美しい、金髪に。



マーク「…念のために聞くが、ジュリアか?」
ジュリア「……うん、多分。」
全「多分!!??」
サクラ「目…見えてる?」
ジュリア「余裕だよ、どうして?」
サクラ「だって、目の色が…」

失明した時と同じ色なのだ。

ジュリア「…って事は。紅は完全に消え去ったわけだ。血を除けば。」


ジュリア「私は新しく、蒼として生まれ変わったんだ。」 


第11話 終わり!

最近コメ少なくて、悲しんでます。
コメ下さ〜い…(泣