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第1話　「ドイツの天才女子選手」



クレア「ジュリアちゃん、また雑誌に載ってたわよ。」
ジュリア「え”。マジ？伯母さん。」
クレア「えぇ。ほら、ごらんなさい。」

『中学サッカー界の天才女子選手！！ジュリア・クラウン！！』

『FF決勝戦で10−0！！まさかの無失点優勝！！』

『アレクサンダー・ハウゼンとジュリア・クラウンのコンビは世界最強！！』

だとか。

ジュリア「うわ、ありえない。確かにアレクはいいプレイヤーだけど。」
クレア「でも決勝戦は素晴らしかったじゃない。“真空・薔薇の舞（しんくう・そうびのまい）”なんて美しかったわ。」
ジュリア「あ、ありがとう…。（なんでドリブル技なの。）」


アレク「ジュリア、雑誌の記事、みたか？」
ジュリア「えぇ、長々と綴られたクズみたいな文をねっ！！」
アレク「……（汗
ジュリア「さて、練習しますか。」
アレク「そ、そうだな。」




練習が終わり、帰宅。

ジュリア「ただいま〜、帰ったよ〜。」
クレア「あ、ジュリアちゃん。包みが来てたわよ。」
ジュリア「ん、ありがと。伯母さん。」



包みをあける。
手紙が2通と、…何？これ。
『これ』の正体は青い薔薇の髪飾りだった。

ジュリア「あ、誰が送ってきたのか見るの忘れてた。」

『The USA』…マークとディランか。

ディランの方から読んでみた。

『やぁ、元気かい？
　ミーはギンギンに元気だよ！
　・・・・（ｒｙ　　　　　　　　　　　　　　』

いつもと同じような文章だ。
一方マークの手紙を読んで驚いた。内容が

『アメリカに来ないか？』

の一文。

ジュリア「……はああぁぁぁぁっっ！！？」


第1話　終わり