二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- イナズマイレブン 私と世界の仲間達 ( No.354 )
- 日時: 2010/10/16 17:12
- 名前: 薔薇結晶 (ID: 9kDns1lV)
第25話 「一角獣VS詩人・前編」
ユニコーンVSオルフェウス戦
ジュリア「…おかしいわね。」
カズヤ「何が?」
ジュリア「オルフェウスの監督が変ってるわ。」
マーク「確かに、パウロ監督じゃないな…。」
ディラン「Why?どうして監督が違うんだい?」
「ある日突然に…変ったの。」
ジュリア「フィディオ、サクラ…!」
サクラ「久しぶり、ジュリア。」
マーク「どういう事だ?今のは。」
フィディオ「本当に突然だったんだ。俺達が練習している時にあの人…ミスターKがグラウンドに入ってきて…。」
サクラ「監督の席に座ったの。私達が監督の席だって言うと…あの人、パウロ監督の辞令を持っていたのよ。」
フィディオ「そして、『今日から私がお前達イタリア代表の監督だ』って言い出して…。」
サクラ「しかもその後に『お前たちはクビだ』って言い出したのよ。」
フィディオ「試合に勝ったからいいものの…。」
ジュリア「そうなの…。」
マーク「大変だな…。」
フィディオ「でも、俺はあの人は根は優しい人だと思うんだ。」
サクラ「私も、監督は裏はいい人だと思うんだ。」
ジュリア「(ミスター…K…?)…どんな人なのかは試合で分かるわね、きっと。」
フィディオ「あぁ。試合、お互いに頑張ろう。」
ジュリア「当然よ。こっちは初戦なんだから。」
審判「両チーム、礼!」
「よろしくお願いします!!」
<<ピピ—————ッッ>>
<<さぁ始まりました!ユニコーンVSオルフェウス!!マードックさん、この試合、どう見ますか?>>
<<まず、アメリカ代表ユニコーンは見事なチームワークを持ったチームです。キャプテンのジュリア・クラウンはシュート、ドリブル、ディフェンス、どれを取っても超一流ですし、世界中のプロチームも注目している選手ですからね…。それに、マーク・クルーガーやディラン・キース、一之瀬一哉や土門飛鳥など、注目選手が5人以上いるので、有利だと思われます。>>
<<そうですか…では対するオルフェウスはどうでしょう?>>
<<オルフェウスの注目選手はなんと言ってもフィディオ・アルデナですね。彼は『イタリアの白い流星』と呼ばれているだけあって、スピードはものすごく速いです。シュートは鋭く、ドリブルは華麗。まさに『流星』です。>>
フィディオ「さぁ!勝負だ、『蒼薔薇の魔女』ジュリア!」
ジュリア「受けて立ってあげるわ『白い流星』フィディオ!」
フィディオはドリブルで攻め込んでくる。パスをする気は無いようだ。
ジュリア「“薔薇吹雪(ローズブリザード)”…。」
<<ザアアァッッ>>
フィディオ「なっ…!?」
ジュリア「さぁ、この蒼い吹雪から逃れられるかしら…?」
“薔薇吹雪”。
蒼い薔薇の花弁で相手の視界を塞ぐ技。
これではジュリア自身も見えないと思うだろう。
だがこの“薔薇吹雪”はフィールド全体を包み込む。
そして“薔薇吹雪”最大の利点。それは
『自分からは蒼の花弁が透けて見えること』
つまり、相手からは青い花弁が舞っていて周りが視えないが、自分達自身からはその花弁が透けて見えて、周りを見渡せるのだ。
ジュリア「私の姿が見えないでしょう、フィディオ。」
フィディオ「!?」
ジュリア「私の姿が見えない限り、ボールを保つのは…不可能よ!」
<<パアアァァンッ>>
花弁が弾けた。
フィディオ「!! しまった!!」
ジュリア「残念でしたっ。マーク、カズヤ!」
「「おぅ!!」」
ジュリアが2人を呼ぶと、2人は『踏み台』を作る。
そして。『放り投げた』。
ジュリア「“天空・落下薔薇、改”!!」
フィディオ「まずい!あんな位置から“落下薔薇”を打たれたら!!DF!シュートブロックだ!!」
「バーバリアンのt「遅い!」何っ!?」
そして、GK。
ブラージ「“コロッセオガード”!!」
<<ビキビキ…>>
ブラージ「な、なんてパワーだ…っ!」
ジュリア「当然でしょう。約6,35mの高さから打った“落下薔薇”なのだから。」
マーク「そんなに跳んでたのか…。」
ジュリア「まぁね。」
ブラージ「うわあぁっっ!!」
<<バシュウゥゥンッ>>
ジュリア「まず1点ね。」
フィディオ「…さすがジュリアだ。」
マーク「まぁ、『女王様』だからな。」
フィディオ「『女王様』…?」
マーク「そのままだ。深く考えなくていい。」
<<ピピ———ッッ>>
ジュリア「あら、もう終わり?」
カズヤ「前半はね。」
ディラン「後半はもっとギンギンにノッテこうぜ!」
「「お気楽ね/だな…。」」
第25話 終わり