二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

イナズマイレブン 私と世界の仲間達 ( No.359 )
日時: 2010/10/21 17:44
名前: 薔薇結晶 (ID: SSGIlw3x)

第26話 「一角獣VS詩人・後編」


後半戦が始まった。

ジュリア「さぁ、攻めるわよ!」
アンジェロ「そうはさせない!」
ジュリア「ふふっ、残念。私のジャンプ力を侮っているわね!」
アンジェロ「あっ…!」

ジュリア「!!」

ジュリアが跳躍した先には、フィディオ。

フィディオ「君が跳ぶのは予想していたよ!」
ジュリア「でも、私からボールは取れないわよ!」

ジュリアは空中で回る。
蒼い薔薇を散らせながら、華麗に、美しく。

ジュリア「カズヤ!」

そして、パスを出す。
一之瀬はそのまま攻めあがっていく。

カズヤ「ディラン、ミケーレ!上がるんだ!」
マーク「まさか…“ローリングサンダー”をやるのか!?」
カズヤ「いや、アレはしない!」

ジュリア「全く…さっさと攻めなさい!カズヤ!マーク!」
フィディオ「結構短気になったね、ジュリア。」
ジュリア「うるさい!!」

カズヤ「あ〜ぁ、女王様に怒られた。」
マーク「行くぞ、カズヤ。」
カズヤ「あぁ!」

一之瀬とマークのワンツーでDFを次々とかわしていく。

マーク「行け!カズヤ!」
カズヤ「はあぁぁっ!!」

一之瀬はシュートを打つ。
だが…

<<バシィッッ>>

GKのブラージにしっかり止められてしまった。

一之瀬「何っ!?」
マーク「あのコースで打ったシュートが止められた!」
ジュリア「戻って!」

そしてここからオルフェウスの反撃が始まった。

DFを通して、鋭いパスを通す。

カズヤ「前半とまるで動きが違う!」
マーク「どういう事だ!?」
ジュリア「恐らく新監督の指示よ!とりあえずパスカットに回って!」

カットに行った一之瀬の横をボールが通り過ぎ、マークも抜かれた。

ジュリア「これ以上踏み込ませるものですか!」
ジャンルカ「フィディオ!」
ジュリア「!! しまったっ…!」

フィディオ「はぁっ!!」

<<バシュッッ>>

<<ゴォォールッ!!オルフェウス、同点に追いつきました!!>>

<<ピッ、ピッ、ピ—————ッッッ>>

「「「なっっ!?」」」
ジュリア「も、もう終わり…っ!?」
フィディオ「どうしてだろう…。いつもより短い気がするな…。」
カズヤ「あと10分はあるはずなのに…。」


この試合も、仕組まれていた。
本来ならまだ10分以上ある試合を、何者かが、狂わせたのだ。


フィディオ「でも、楽しかったよ。」
ジュリア「どうしてでしょうね。その言葉…否定できないわ。」



第26話 終わり。