二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- イナズマイレブン 私と世界の仲間達 ( No.367 )
- 日時: 2010/10/05 05:42
- 名前: 薔薇結晶 (ID: UrB7UrBs)
第27話 「一角獣VS騎士・前編」
ジュリア「さぁ、ボロックソにやられる覚悟はできたのかしら?」
エドガー「そんな事を言って、負けたらどうする気です?」
ジュリア「負ける気なんて更々ないわ。」
エドガー「…覆してあげますよ、貴女の予言を。」
ジュリア「言っておきなさい。…恥を掻くわよ。」
ジュリア「久しいわね、シオン。」
シオン「そうね。ジュリア。」
??「あら、お知り合いですか。シオンさん。」
シオン「うん、小学校時代のね。」
ジュリア「貴女は?」
ミューナ「初めまして。ナイツ・オブ・クイーンのマネージャーを務めております。ミューナ・アクリスです。」
ジュリア「…私は自己紹介しなくてもいいわよね?」
ミューナ「はい。エドガーさんによくお話を聞きますわ。」
ジュリア「(余計な事を話していない事を願うわ)私のチームのマネージャー、マリよ。」
マリ「海原マリです。ユニコーンのマネージャー!よろしくっ。」
ミューナ「よろしくお願いします。」
シオン「よろしく。」
ジュリア「お気の毒だけど、予言するわ。」
「「何/でしょう?」」
ジュリア「この試合、5-0のパーフェクトゲームにしてあげる。覚悟しておいて。」
シオン「なっ…!」
ミューナ「その予言は外れますよ。ジュリアさん。」
ジュリア「残念ね。私の予言は外れないわ。見てなさい。」
<<ピ————ッ>>
<<イギリス代表ナイツ・オブ・クイーン対アメリカ代表ユニコーンの試合が始まりました!!>>
<<さぁユニコーンからキックオフです!>>
エドガーがボールを持って攻め上がる。
ジュリアはそれに右手1つ、サインだけで対抗した。
ジュリアが出したサインの意味。それは「プレス」だった。
<<おぉ——っと、エドガー・バルチナス、ユニコーンの選手にプレスをかけられました!>>
エドガーはバックパスで乗り切ろうとするが、何と『4人』に囲まれている事に気付く。
ジュリア「オーストラリア代表ビックウェイブスの必殺タクティクス、“ボックスロックディフェンス”!」
エドガー「なるほど…。タクティクスまでコピー出来るようになったのですね、Msジュリア。」
マーク「コレは簡単には破れないぞ、エドガー。」
イナズマジャパンはどの様にして“ボックスロックディフェンス”を破ったか。覚えているだろうか。
それは相手の『焦り』から攻略したのだ。(アニメより。ゲームでは“ダンシングボールエスケープ”。)
試合はまだ始まったばかり、そしてユニコーンはこれまで、『焦り』を感じてはいない。
それは『負けた事がない』からだ。
<<エドガー、ボールを取られました!!>>
<<ユニコーンの選手達は実にいい所を狙っていましたね。>>
ジュリア「速攻!!」
ジュリアはディランにボールを回す。
そしてFW、MFだけで攻め込む。
すると、あの技が。
ランス「“ストーンプリz「残念、貴方には鳥籠に居てもらうわ。」何っ!?」
“薔薇の鳥籠”!
この技は、その“ストーンプリズン”の改良技だった。
“ストーンプリズン”の弱点。それは『上が開いていること』だ。
そのためにイナズマジャパンにも上を越されて得点を入れられた。
ましてやジャンプ力のとびっきり高いジュリアの様な選手には一発で攻略される。
そして、シュートチャンス。
ゴール前には、5人の選手。
相手のほうが絶対的に不利だ。
まだDFも1人残っている。これは決定的だった。
オフサイドになる心配もない。そして、ゴール前の選手5人は、ジュリア、マーク、一之瀬、ディラン、ミケーレ。
全員攻撃型の選手だった。
ディランはボールを上に蹴り上げる。
そしてジュリアが跳ぶ。
ここまで来たら誰でもジュリアが決めると思ってしまうだろう。だが、実際このジャンプこそがフェイントだった。
ジュリアはそこから、一之瀬に向かってボールを蹴り落とした。
そして、一之瀬がシュートを決めた。
<<ピピ———ッ>>
ジュリア「ナイスシュート、カズヤ!」
カズヤ「ジュリアもナイスパス!」
ジュリア「みんなナイスよ!」
ジュリア「さぁ、目標は5-0のパーフェクトゲームよ。」
マーク「今のが12分か…。」
カズヤ「だったら前半に2,3点は欲しいよな。」
ジュリア「前半は3点にしましょう。その方が安全だわ。」
試合再開。ジュリアが素早くボールを奪う。
ジュリア「マーク!一発食らわせてあげて!」
マーク「本気か?」
ジュリア「いつだって私は本気よ!」
マーク「…だな。覚悟しろよ、エドガー!」
このフォームをエドガーが知らないわけがなかった。
エドガー「何っ、まさか…っ!?」
マーク「“エクスカリバー”!!」
ちょっと、ってか大分カオスですが許してください。
マークは“エクスカリバー”を打ったのだ。
本人の目の前で。
当然中央より離れた位置から打ったコレは強力だ。
簡単にゴールに入った。
マーク「ゴールより離れれば離れるほど威力が増すシュート…か。便利な技だな?エドガー。」
エドガー「…まさか君にまでコピーされるとは、思ってもいなかった。」
そして、次はパスの連続。
土門が“ボルケイノカットV2”で取って、一之瀬に回す。そして、マーク、ジュリア、ディランの順番で回り、ディランがシュート。
前半できっちり3点を取った。
第27話 終わり。