二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- イナズマイレブン 私と世界の仲間達 ( No.380 )
- 日時: 2010/10/06 06:19
- 名前: 薔薇結晶 (ID: mzXz4XVx)
第28話 「一角獣VS騎士・後編」
ジュリア「後半は最初の方に2点取ってしまいましょう。で、“7騎士”で持ちこたえましょう。」
全「軽っ。」
ジュリア「別の意見があるなら言ってごらんなさい。」
全「いえ、別に。」
ジュリア「じゃぁそれでお願い。」
後半、ナイツ・オブ・クイーンのボールからスタート。
ここでエドガーは予想外の行動に出た。
始まってすぐに“エクスカリバー”を打ってきたのだ。
カズヤ「なっ!?」
ジュリア「きっと前半に3点入れられたから焦ってるのよ。心配しないで、打ち返すから。」
マーク「アレを打ち返すのか?」
他のメンバーが驚いているのに、なぜかこの2人は冷静だ。ってか冷静すぎる。
ジュリア「心配しなくても私の実力はエドガーよりも遥かに上よ。」
“クリスタルローズ”…!!
ジュリアは己の右足に水晶を纏わせて“エクスカリバー”を蹴る。と、“エクスカリバー”は一気に気力を失ったように失速し、水晶の薔薇に飲み込まれた。
それだけで終わらなかった。
“クリスタルローズ”のまま、蹴り返した。
水晶の破片はキラキラと宙を舞う。
シュートは一直線にゴールへ向かう。
だが蹴った先にはディランがいた。
ブロック技から蹴り出したシュートだったから、失速し始めていたのだ。
ましてや“エクスカリバー”のように離れれば離れるほど威力の増すシュートではない。
そして、ディランが蹴り込む。
狙う先はゴール左下の隅。
<<ザンッ>>
綺麗に決まった。
ジュリア「ナイスシュート!」
ディラン「ナイスパス!」
マーク「さぁ、もう1点取っていくぞ!」
全「おぅ!」
ジュリア「じゃぁ、アレ、行くわよ。」
マーク「あぁ。」
カズヤ「いつでも。」
ディラン「オゥケィ♪」
再開したと同時に、ナイツ・オブ・クイーンがそのアレを使ってきた。
エドガー「行くぞ!“無敵のy「遅いわよ。」何っ!?」
なんと発動前にボールを取ってしまったのだ。
これにはナイツ・オブ・クイーンも驚いたようで、あわてる仕草を隠せない。
ジュリア「マーク、ディラン、カズヤ!」
3人「おぅ!!」
これをエドガー達が知らないはずはない。と、言うより何故ジュリア達が知っているのかを知らない。
エドガー以外は。
ジュリア「攻撃型必殺タクティクス“無敵の槍”っ!」
エドガー「くっ…、戻れ!!」
カズヤ「ってかコレってコピーしたって言うのか?」
マーク「どちらかと言うとこれはマスターした形だな。」
ジュリア「私はコピーしたのだけど?」
「「“ブルーフレアローゼ”!!」」
<<ピピ————ッッ>>
<<な、なんとユニコーン5点目です!!>>
<<5点差となると逆転は難しいですね…。>>
ジュリア「予定変更、“7騎士”は使わないわ。」
カズヤ「え?別に使っても構わないじゃないか。」
ジュリア「使うほどの相手じゃない。」
マーク「(完全に見下されたな、エドガー。)」
<<ピッピッピ—————ッッ>>
<<し、試合終了!まさかの完全試合でした…!!>>
ジュリア「私の前に跪きなさい、エドガー。」
エドガー「私はいつになれば貴女に勝てるのでしょうかね。」
ジュリア「…そんな事言わないで…。」
エドガー「Msジュリア?」
マーク「どうしたんだ、ジュリア。」
ジュリア「貴方達は大人になってもサッカーは出来るけど、私は…出来ないのよ?」
マーク「女子サッカー選手にならないのか…?」
ジュリア「いつまでもしていたいけど、私は優峰財閥の跡継ぎでね。…だから、いくらでも追い越せるわ。」
エドガー「Msジュリア…。」
ジュリア「だから、私は、今負けられないのよ。」
第28話 終わり