二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

イナズマイレブン 私と世界の仲間達 ( No.465 )
日時: 2010/10/21 19:16
名前: 薔薇結晶 (ID: SSGIlw3x)

第31話 「炎と氷と黄金の翼」


クジャクスタジアム。

そこにいたのは、一角獣と稲妻。


ジュリア「久しぶり、一兄。」
風丸「…、樹璃亜…。」
ジュリア「最初…日本にいた時は思いもしなかった。だって、陸上に明けてくれていたじゃない。」
風丸「樹璃亜。俺はとっくの昔に陸上は辞めた。」
ジュリア「嘘おっしゃい。やめて1年も経ってない事は見れば分かる。」
風丸「…そうだな。確かに1年は経ってない。だが、言わせて貰う。」

風丸「今は、サッカー選手としてここに居るんだ。」

ジュリア「へぇ…。言うようになってるじゃないの、一兄。」
風丸「まぁな。」
ジュリア「でも、まだまだ甘いし、私には敵わないわ。」
風丸「…何だと?」
ジュリア「一兄も豪炎寺君も鬼道君も円堂君だって、世界レベルにはなっているわ。だけど、私には勝てない。」
鬼道「言ってくれるな、ジュリア・クラウン。」
豪炎寺「確かに“爆熱ストーム”は止められたが、俺にはまだシュート技はある。」
ジュリア「知ってるわよ。“爆熱スクリュー”と“グランドファイア”でしょう?私…いえ。私達が知らないとでも?」
風丸「“グランドファイア”まで知ってるのか。」
ジュリア「私達、もしかしてなめられてるのかしら?マーク。」
マーク「そうだな。…思い上がるのもいい加減にしておけ。」
「「「!!」」」

3人は一瞬寒気を感じた。
それほどマークの視線は恐ろしく、冷たかったのだ。

ジュリア「ふふっ、コレくらいで怖気づいちゃった♪」
マーク「お前も結構暢気だな。」
ジュリア「あら、その言葉久しぶりに聞いたような気がするわ。ま、とりあえず。」

「「世界を甘く見ない事ね/るなよ、イナズマジャパン。」」

ジュリア「その証にこの技をお見せしましょうか。…マーク、ボールを。」
マーク「ディラン!ボールを!」
ディラン「Hey!」

そしてジュリアにボールが手渡された。

ジュリア「覚悟なさいよ!!」

そう叫んだ瞬間、黄金の翼がジュリアの背中に出現した。
そして右手には氷、左手に炎を纏う。
その氷と炎がボールに絡む。
翼を生やしたジュリアはそれを蹴り落とす。

ジュリアが放ったのは

「“カオスブレイク、G3”ッッッ!!!」

そう。韓国代表、ファイアドラゴンの“カオスブレイク”。
それを1人で放ったのだ。

風丸「なっ…“カオスブレイク”だと!?」
鬼道「パワーもアフロディ達のものより上だ!!」

<<ドオォォォォンッッ>>

ジュリア「ハッ!楽勝ねっ♪」
マーク「…これで分かったか?」

「「甘いという意味が。」」

円堂「でも!まだ試合は始まってもいないだろ!」
ジュリア「そうね。…ってかホントにカズヤに聞いたままの性格ね、貴方。」
円堂「カズヤ…?」
マーク「イチノセ…と言えば分かるか?」
円堂「一之瀬か!!楽しみだ!!」


ジュリア「…さて、彼らには。」


 「轟かずの稲妻になってもらいましょうか…。」



第31話 終わり。