二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

イナズマイレブン 私と世界の仲間達 ( No.474 )
日時: 2010/10/25 18:32
名前: 薔薇結晶 (ID: CeT39c7b)

第32話 「一角獣VS稲妻・前編」


<<ピ————ッッ>>

前半、ユニコーンのボールで始まった。

ディランは一之瀬にボールを回した。

ディラン「見せてやれ!カズヤ!」

そして一之瀬は1人でジャパン陣内へ攻め込んでいく。
豪炎寺が止めに行くが、ディランに阻止されてしまった。

風丸「止めてやる!」

だが風丸の守備も虚しく、一之瀬は素早いフェイントでかわす。

風丸「速すぎる!」

<<華麗な一之瀬のドリブル、イナズマジャパン、誰も止められない!>>

ヒロトが止めに行こうとするがついて行けず、飛鷹と綱海が抜かれ、吹雪も粘るが抜かれてしまい、壁山は“ザ・マウンテン”を発動する前に抜かれてしまった。
そして、最後。
GK円堂のみとなってしまった。

カズヤ「行くよ、円堂!」
円堂「来い!」
カズヤ「コレが俺の必殺技!“ペガサス、ショット”!!」
円堂「“イジゲン・ザ・ハンド”!!」

円堂は“イジゲン・ザ・ハンド”で止めようとするが、“ペガサスショット”のパワーはそれ以上だった。

<<ザシュゥゥンッッ>>

ジュリア「あ〜ら、入っちゃったわよ?」
マーク「“ペガサスショット”が入るなら…。」

ジュリア「…止める術はないわね…。」

だがイナズマジャパンは

円堂「まだ試合は始まったばかりだ!!」

と、味方を勇気付けた。

ジュリア「…くっ…。……のよ…。」
マーク「…ジュリア?」

マークは驚いたであろう。
ジュリアの目は恐ろしかった。
まるで恨みが積み重なったような、冷たい目だった。

<<ポンッ>>

ジュリア「!!」
ディラン「どうしたんだい?ジュリア。」
ジュリア「ぇ…?」
マーク「先制点だぞ?」
ジュリア「え…えぇ。そうね。」
ディラン「もっとギンギンにノッていかないと!!」
ジュリア「<<クスッ>>…そうね。」

<<さぁ、イナズマジャパンのボールでキックオフです!>>

豪炎寺と染岡が切り込んでくる。
そこに一之瀬が

カズヤ「“フレイムダンス、改”!!」

カズヤ「この試合、絶対に勝つ!!」

一之瀬がドリブルで攻めていく。

カズヤ「マーク!」

そしてマークにボールが渡る。
ディランが前にボールをもらいに来る。

ディラン「Hey!こっちだ、マーク!」

これにヒロトと虎丸が反応する。

虎丸「そうはさせないぞ!」
マーク「フッ…カズヤ!」

そう、ディランは囮だったのだ。

カズヤ「! 風丸!!」
風丸「俺達だって、世界を相手に戦ってきたんだ!甘く見るな!」
カズヤ「君のスピードにどれだけ磨きがかかったのか、見せてもらうぞ!」

だが、技術は一之瀬が上でも、スピードは風丸の方が上だった。

風丸「どうだ!!」
カズヤ「くっ…!」
風丸「鬼道!!」

そして鬼道にパスが渡る。

鬼道「よし、反撃だ!!」

ジュリアが鬼道の前に切り込む。

鬼道「“真・イリュージョンボール”!!」
ジュリア「残念ながら、私にソレは通用しないわ!!」

<<ポォンッ>>

鬼道の足元に、ボールはなかった。
ジュリアは本物のボールと幻影のボールを見極め、見破ったのだ。

ジュリア「さぁ…お茶会の、始まりよっっ!!」


稲妻は、女王の戦略を解く事ができるか…?


第32話 終わり。