二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

イナズマイレブン 私と世界の仲間達 ( No.493 )
日時: 2010/10/27 18:00
名前: 薔薇結晶 (ID: fph0n3nQ)

第33話 「一角獣VS稲妻・後編」


ジュリア「さぁ…お茶会の、始まりよっっ!!」

<<タンッ>>
と、軽い足取りでドリブルを繰り出す。

風丸「抜かせないぞっ!!」
ジュリア「残念、それは…無理よっ!」

軽く、素早く、細かいフェイントを入れて風丸を抜き去る。

吹雪「じゃぁ、お茶会もお開きにしてもらおうかな。“スノーエンジェル”!!」
ジュリア「“薔薇の翼(ローズフェザー)”!!」

ジュリア「!!」

<<ドサッッ>>

ジュリア「なっ…!!翼が…凍った…!?」

“薔薇の翼”は吹雪の“スノーエンジェル”に凍らされたのだ。
そしてジュリアが墜落。

ジュリア「しまったわ…だけどねぇっ!!」

<<ゴワアァァッッ>>
ジュリアは“薔薇の翼”を羽ばたかせ、結晶を中から割り、そのまま突風を巻き起こす。

吹雪「うわぁっ!!」
ジュリア「悪いわね。でもまぁ…自業自得よ。女王を落としたのだからね。」
壁山「行かせないっす!!」
ジュリア「邪魔。」

<<パチンッ>>

壁山「えっ!?えっ!?」
風丸「壁山!!後ろだ!!」
壁山「Σうっ、後ろっすか!?うわあぁぁっ!!」
円堂「壁山!!」
鬼道「今の技は…!?」
カズヤ「“ヘブンズタイム”だよ?鬼道。君が知らないわけがない。」
鬼道「何故アイツが…!?」
マーク「アフロディとは2年前まで、同じチームだったんだ。当然だろう。」
鬼道「どう言う事だ!!」
ジュリア「こう言う事よ!!“真・ゴッドノウズ”!!」
円堂「なっ!…“イジゲン・ザ・ハンド”!!」

ジュリア「あら、入ると思ったのだけど。まぁいいわ。」
壁山「どっ、どうしてアフロディさんの技が使えるっすか!?」
ジュリア「教えてあげましょうか?」

「それは、私が『コピークイーン』だから。」

鬼道「まさか他人の技を盗んでいるのか!?」
ジュリア「その通り。私は技を盗むのが得意なの。」


ジャパンのベンチ

不動「へぇ…。面白いじゃねぇか…。」
佐久間「だが、1回じゃコピーできないはずだ。アフロディとは長い付き合いのようだからな、あの女。」
不動「どうだかなぁ?」
土方「じゃぁあんまり必殺技は使えねぇなぁ。」
木暮「どうするんだよ〜!」


マーク「教えてもよかったのか?」
ジュリア「大丈夫よ。だってコピーできるのは私だけじゃないもの。それに彼らは勘違いもしているわ。」
ディラン「勘違い?」
ジュリア「えぇ。恐らく『1回ではコピーできない』と見ているに違いないわ。」
マーク「なるほどな…。」
ジュリア「そして彼らは私から、いえ。私達から常に監視されている…!」


<<ユニコーンのコーナーキックで試合再開です!!>>

鬼道「(キッカーはジュリア・クラウンか…。気をつけなければ…。)」
ジュリア「行くわよ!“バナナシュート”!!」
風丸「何だと!?」
円堂「止めるっっ!!」

<<バシッ>>

ジュリア「あ〜…やっぱり。予想通りだわ。」
マーク「少し右にずれたな。」
ジュリア「えぇ。さ、守備に戻るわよ。」

円堂「吹雪ぃ!!」
吹雪「うん!」

マーク「速い!」
カズヤ「トニー!ダイク!止めろ!」
「「おう!!」」

だが吹雪のスピードは2人を上回る。
一瞬で抜き去った。

吹雪「風丸君!!」
風丸「アレをやるんだな!!」

「「“ザ・ハリケーン”!!」」

ビリー「“フラッシュアッパー”!!何っっ!!」

<<ズバアァァァンッッ>>

ジュリア「なっっ!?」
ディラン「なんてシュートなんだい!」
マーク「ものすごい威力だな…。」
ジュリア「(あのDF…。スピードがずば抜けているわ…。気をつけないといけないわね…。)」


試合再開。

ディラン「カズヤ!」
カズヤ「ジュリア!」

ジュリアはボールを足元に置き、指を鳴らす。
そして走り出した。自らのゴール陣内へ。

豪炎寺「何だ!?」
染岡「逆方向じゃねぇか!」
鬼道「きっと作戦があるに違いない!気を…!!」

ジュリアは大きく上にボールを蹴り上げたのだ。
そしてDFを踏み台に、大きく跳んだ。
その後に続き、マークが跳ぶ。

そして、“竜巻落とし”のような形で跳んだ。

ジュリア「上空約9,55m、これなら多分…入るっ!」

“真、天空・落下薔薇”!!



第33話 終わり