二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

イナズマイレブン 私と世界の仲間達 ( No.503 )
日時: 2010/10/29 06:30
名前: 薔薇結晶 (ID: fph0n3nQ)

第34話 「激闘の前半」


ディラン「OH〜!大分高い場所から打ったねぇ!」
カズヤ「だな。多分入るんじゃないか?」

“真天空・落下薔薇”をおよそ10mの高さから打ったジュリア。
ものすごい威力でゴールへと向かう。

壁山「“ザ・マウンテン”!!」
ジュリア「無理無理。シュートブロックはできないよ。…いつもの倍以上の威力あるし。」
壁山「うわあぁっ!!」
円堂「“イジゲン・ザ・ハンド”!!」

ボールはバリアの気流で流されて、ゴールの後ろに飛んでいく。

ジュリア「あら?入らなかったわ…?」
風丸「円堂をなめるなよ?今までいろんな選手のシュートを受けてきてるんだ。しかもアイツは…。」

「試合の中で進化する。」

ジュリア「……面白い。受けて立つ。」

<<ユニコーンのスローインで試合再開です!!>>

ジュリアは手でショーンにサインを出す。
そしてショーンは頷いて、ボールを投げた。

が、ボールを取ったのはユニコーンの選手ではなかった。
イナズマジャパンの染岡だった。

染岡「轟け!“ドラゴンスレイヤー”!!」
ビリー「“フラッシュアッパー”!!」

“ドラゴンスレイヤー”は見事なまでに弾かれた。
染岡が舌打ちをするとビリーは右手の人差し指を振った。

ジュリア「でも、ジャパンのコーナーキックなのよねぇ…。」
マーク「そうだな…。ここを凌げば何とかなるはずだ。」
ディラン「でもジャパンは相当悩んでいるみたいだね。」

風丸「どうする?」
鬼道「…奴らは“ザ・ハリケーン”には相当警戒してくるはずだ。吹雪と風丸にはあわせずらくなるだろう。」
風丸「豪炎寺にはマンツーマンでマークがついてるしな…。」

ジュリア曰く「豪炎寺君は危険なストライカーよ。絶対に離れてはいけないわ。」だそうなので、ユニコーンの選手は豪炎寺のマークを絶対に外さないのだ。

そこでジャパンの監督が出てきて、こう言った。

久遠「綱海、お前が蹴るんだ。」

と。

ここでジャパンもユニコーンもどよめいた。

マーク「アイツはそんなにコーナーキックの精度がいいのか、ドモン。」
ドモン「いや、綱海のキックの特徴はコントロールよりもパワーだ。」
ディラン「Why?どうしてアイツが…。」
ジュリア「どう思うの?カズヤ。」
カズヤ「きっと…何かあるに違いない。」
ジュリア「(まさかとは思うけど…ダイレクトじゃないでしょうね?)」

コーナーに綱海が立つ。

綱海「行くぞ!」

<<ダッッ>>
綱海が蹴る直前に一之瀬が動いた。

綱海「“ザ・チューブ”…!ここだぁっ!!」
カズヤ「やはりダイレクトか!うわあぁぁっ!!」

止めに入ろうとするがシュートのパワーに負けてしまい、弾かれた。

<<ザアァァンッ>>

<<ゴーォォル!!決まった!!イナズマジャパン逆転!2点目です!!>>

ジュリア「……ハァ。」

<ビクッ>
と、跳ね上がるユニコーンの選手(一部除く)。

マーク「ジュリアの逆鱗に触れたな。」
カズヤ「ぁ…あはははは…。」
ディラン「大丈夫さ!これから反撃できるさ!」

ジュリア「どうにか前半で同点に追いつくわ。…しっかり付いてこないと…ただじゃ済まないわよ…?」
全(一部除く)「はいぃっ!!」

マーク「ジュリア…。」
ジュリア「何かしら?」
マーク「殺気を立てすぎだ。…みんな怯えてるぞ。」
ジュリア「…構わないわ。罰として受け取ってもらうから。」

<<ユニコーンのキックオフで試合再開です!!>>

ディラン「カズヤ!」

一之瀬にボールが渡る。
そして、ジュリアにボールが渡り、マークとディランが駆け上がった。
その後にジュリアも。

<<シュンッッ>>

豪炎寺「何っ!?」
虎丸「速すぎですよっ!!」

鬼道「ここは抜かせないぞ!!」
風丸「何としても止める!!」
ジュリア「“荊・薔薇園の宴”。」

2人の前には薔薇園のお茶会の風景が広がる。
だが刹那、荊が一瞬で伸びてくる。

「「うわあぁぁっ!!」」

前方にはマークとディランが走っている。
だが2人の前には4人のDF。
ジュリアはマークにパスを出した。
そしてマークはボールが来た瞬間にジュリアにバックパスを出した。

ジュリア「さぁ、一発食らってもらうわよっ!!」

そして、ボールを上げた。
それにあわせてマークとディランが跳ぶ。

「「“ユニコーンブースト”ォォッ!!」」

円堂「“イジゲン・ザ・ハンド”!!…くっ、何っ!?」

<<ズバアァァァンッ>>

ディラン「ヒャッホ〜ゥ!!ギンギンに決まったぜ!!」
マーク「ナイスパス。」
ジュリア「ナイスシュート。」

3人でハイタッチをかわす。

前半終了。2−2の同点。

ジュリア「ハァァ……。ちょっと予想外ね、前半に2点は。」
マーク「どうするんだ?カズヤ。」
カズヤ「後半、“ローリングサンダー”を発動する。」
ジュリア「だったら“7騎士”も発動よ。中盤辺りが理想ね。」

「イナズマジャパン、もう『絶対クイーン』の名に懸けて許しはしないわ…!!」


第34話 終わり。