二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- イナズマイレブン 私と世界の仲間達 ( No.55 )
- 日時: 2010/07/27 14:16
- 名前: 薔薇結晶 (ID: 4lWh.xtM)
- 参照: http://croun_is_beautiful
第8話 「イザベラ」
セントクラブ学園小等部・4年2組の教室。
ジュリア「早く来すぎたかな…。誰もいない。」
そう。教室には誰もいない。ジュリアだけなのだ。
ジュリアは教科書を開く。
ジュリア「…なんとかついていけるかな〜…。」
<ガラガラッ>
教室のドアが開いた音がしたので反射的にその方向を見るジュリア。
アフロディ「!…早いね、ジュリア。」
ジュリア「なんだ、アフロディ。びっくりした。」
アフロディ「そうかい?それはすまなかった。で、こんな朝早くから勉強かい?」
ジュリア「なんとなく開いてるだけ。」
15分くらい経つと、みんなが教室に入ってくる。
が、1人だけ普通じゃないのが。
?「ご機嫌よう、みなさん。」
「イザベラ様!!」
「おはようございます!イザベラ様!!」
ジュリア「…誰、ってか何様?」
アフロディ「さぁ…。」
担任の先生が来て、HRが始まった。
担任「じゃあ、まず1人ずつ自己紹介をしていきましょう。ここの列から。」
ジュリアの番がきた。
ジュリア「ジュリア・クラウンです。日本から来ました。趣味は和菓子を作ることと、ピアノとヴァイオリンを弾くことです。よろしくお願いします。」
「へぇ〜…。」
「ヴァイオリン弾けるんだ〜。」
「すご〜い!」
イザベラ「私(わたくし)イザベラ・カーライン。好きなことは我が家の庭園でお茶をすることですわ。どうぞよろしく。」
「素敵ですわ!イザベラ様!」
「素晴らしい自己紹介です!!イザベラ様!」
ジュリア「…カーライン社の1人娘かな。どうりで。」
マーク「知ってるのか?」
ジュリア「彼女は知らないけどカーライン社なら、世界トップクラスの紅茶を作るティーマー・カーライン
の会社。」
マーク「…このクラスにはとんだお嬢様がいるんだな。」
担任「では次にクラスリーダーを決めたいと思います。立候補はいますか?」
「それなら断然イザベラ様ですわ!」
「そうよ、イザベラ様以外考えなれないわ!」
ジュリア「ちょっと待って!!」
マーク「ジュリア?」
ジュリア「そんな勝手に決めないで!他にも手を挙げた子いたじゃない!!」
「何よ!生意気ね!!」
「イザベラ様に逆らうなんて!!」
イザベラ「おやめなさい。ジュリアさんの言うことは間違っていないわ。」
「!イザベラ様…!!」
イザベラ「他の方に譲って差し上げるわ。カーライン家の名に恥じないように。」
「そんな!イザベラ様!!」
?「私、やりたいです!クラスリーダー!!」
担任「えっと…クロエ・バスティンさんですね。」
クロエ「はい!私やりたいです!!」
担任「他には…?」
誰も手を挙げない・・・。
担任「では、クロエさんでいいですね。では1学期間、よろしくお願いします。」
クロエ「はい!!」
休み時間・・・。
「ちょっと貴女?」
ジュリア「何?」
「貴女のせいでイザベラ様がクラスリーダーではなくなってしまったわ!」
ジュリア「…それが何か?」
「ホント、馬鹿じゃないの。」
「イザベラ様の方がクラスリーダーにふさわしいのに!!」
「イザベラ様が真のクラスリーダーよ!」
ジュリア「…貴女たちには何も分かってない。」
「なんですって!?」
ジュリア「イザベラの気持ちがこれっぽっちもわかってないわ!!」
第8話 終わり
よ、予想以上の長文になった…。
次回はイザベラの話です!ってか次回も!