二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

イナズマイレブン 私と世界の仲間達 ( No.61 )
日時: 2010/07/31 20:54
名前: 薔薇結晶 (ID: yxDSzo5A)
参照: http://croun_is_beautiful

第10話 「2つの異名」


ジュリア「そう言えばキャプテンって誰になるかな?」
フィディオ「確かに…。」
ジュリア「きっと私は選ばれないよ、才能ないし。」
フィディオ「そんな事言うなよ。ここにいるのは才能がある選手しかいない。その中に君がいるってことは君に才能があるからだよ。」
ジュリア「そっか…。そうだよね、よし!キャプテン目指して頑張ろう!!」
フィディオ「その意気だ!」
ジュリア「あ、そうだ。この前インターネットで見たんだけど、フィディオってイタリアで『白い流星』って呼ばれてるんだって?」
フィディオ「ああ。なんか勝手に付けられてたんだ。」
ジュリア「私も経験あるよ。勝手に異名付けられた事。」
フィディオ「でも、いい異名だったらいいじゃないか。」
ジュリア「確かに。」
フィディオ「で、なんて呼ばれてたんだ?ジャパンでは。」
ジュリア「『薔薇の女王(ローズクイーン)』とか『模写の妖精(コピーフェアリー)』とか。」
フィディオ「へぇ〜。どうして?」
ジュリア「ふふっ、見せてあげるよ。」




ジュリア「まず、『薔薇の女王(ローズクイーン)』の方から。」

<ダッ>
ジュリアはゴールに向かって走り出す。

ジュリア「真紅の薔薇よ、今ここに咲き誇れ!」

真っ赤な薔薇の花弁が宙を舞う。

ジュリア「”フローラルローズ”!!!」

花弁をまとったボールは勢いよくゴールに突き刺さる。ゴールはボールの勢いに負けて後ろに倒れてしまった。

ジュリア「あ”、やばっ。」

ジュリアは倒れたゴールを直しにいった。その光景を見たフィディオは呆然としていた。

ジュリア「ごめ〜ん、フィディオ!手伝ってくれな〜い?」
フィディオ「あ、ああ!今行くよ!!」





ジュリア「あっはは〜、派手にやりすぎたね…。」
フィディオ「でもジュリア、君すごいな。ゴールを倒すなんて。」
ジュリア「日本で何回も倒してよく怒られてたよ。」
フィディオ「よし!じゃあ次は俺の必殺シュート、見ててくれよ!」
ジュリア「オーケー!しっかり見とくわ!!」


<ダッ>
ドリブルでフィールドを駆け抜けていくフィディオ。

ジュリア「速っ!!流石はイタリアの『白い流星』。」

フィディオ「いくぞ!!”オーディンソード”!!」

これもまた勢いよくゴールに突き刺さった。

ジュリア「すごいシュートね!今の”オーディンソード”!!!」
フィディオ「君ほどじゃないよ。」
ジュリア「そんなことないよ。…あと1本撃ってもいい?」
フィディオ「ああ、いいよ。」



ジュリア「…いくよ。」

足を高く上げるジュリア。

フィディオ「まっ、まさか!!?」
ジュリア「”オーディンソード”!!」

そう。ジュリアは”オーディンソード”を撃ったのだ。

ジュリア「…合ってる?動きとか。」
フィディオ「あ…ああ。完璧だよ…。」
ジュリア「これが『模写の妖精(コピーフェアリー)』だよ。」
フィディオ「…君には驚かされる事ばかりだよ、ジュリア。」
ジュリア「そう?」

「「あははははっ」」

2人は笑った。別に可笑しい事もないのに。



第10話 おわり

おわり〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!


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