二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン 私と世界の仲間達 逃走中05更新! ( No.799 )
日時: 2010/11/27 17:25
名前: 薔薇結晶 (ID: Rts1yFTc)

第46話 「勝利を讃えし冠達」


ジュリア「…やる事無いわね。」
マーク「だな。Aグループは全試合が終了済みだ。」
ディラン「カズヤも土門も居ないし。」

アメリカエリアの宿舎。
ユニコーンの選手14人がいる。

マリ「ジュリア、マーク、ディラン!」
「「「何かしら(だ/だい)?」」」
マリ「お客様よ。」

<<ガチャ>>
宿舎の扉を開ける。

ジュリア「あら…。」
マーク「エドガー、テレス、フィディオ…?」
ディラン「ユー達がどうして此処に?」
エドガー「誘いに来たんですよ。」
マーク「どう言う事だ?」
フィディオ「ジャパンエリアに一緒に行かないか?」
  「「「…何故?」」」
フィディオ「テレスがジャパンに謝りたいんだってさ。」
ジュリア「珍しい事。貴方が直々に謝罪だなんて。」
テレス「ちょっとな。」
ジュリア「いいわよ?私は。」
マーク「だったら俺も行くよ。」
ディラン「当然ミーもね!」


ジャパンエリア、グラウンド前。

円堂がフィディオを見つけた。

円堂「一緒に練習しないか?」
フィディオ「いいね!ボールをくれ!」

そう言われると円堂はボールを蹴る。
そしてフィディオは受け取ってテレスに回す。
テレスは反対側のマークに高いパス。
マークはヘディングでディランへ。
ディランは強めのキックでエドガーとジュリアに回す。

「「“薔薇の聖剣”!!」」

エドガーの“エクスカリバー”にジュリアの“フローラルローズ”が混ざったシュート。
聖剣に薔薇が纏わりついたようにゴールへ向かう。

円堂「“イジゲン・ザ・ハンド”!!」

だが、円堂はこのシュートをとめることは出来なかった。

エドガー「決まりましたね。2年ぶりですが。」
ジュリア「まぁ、ざっとこんな物よね。」
円堂「すごいシュートだな!エドガー!ジュリア!」

「イケメン軍団やぁ!ダーリンを失ったうちにこんなイケメン授けてくれるやなんて〜…。早速ご利益あったでぇ〜。」

ジュリア「…誰?ってかもう婚約者いるんだ…。」
「「「「「さぁ?」」」」」


フィディオ「守、彼らはジャパンのみんなに、言いたい事があるそうだよ。」
円堂「言いたい事?」
エドガー「まずはイナズマジャパンの決勝トーナメント進出決定に、イギリスを代表してエールを送りたい。おめでとう。」
円堂「エドガー…。ありがとう。」

そう言って2人は握手を交わす。

マーク「思い出さないか?俺達、此処でちょっとしたゲームをやったよな。」
木野「あっ!イギリス戦の前の日!」
ディラン「エドガーとジュリアは居なかったけど、ミー達4人の誰がシュートを決めるか、ってね。」
円堂「もちろん覚えてるさ。」
ジュリア「あら、そんな事があったの?」
マーク「あぁ。練習にかなり遅れた日があっただろ?」
ジュリア「…確かその後監督に怒られてたわね。」
ディラン「アレの理由はコレだったんだよ。」
エドガー「そのおかげでパーティーには随分と無粋な格好でやってきたんだったな。」

赤面になる人物が2人。
秋とジュリアだった。

フィディオ「どうしたんだ?ジュリア。」
ジュリア「い、いえ…私もその日パーティーに出遅れたから…。」
マーク「全く…あの時は驚いたよ。」
フィディオ「何が?」
マーク「珍しくジュリアの部屋が荒れてたからな。」
フィディオ「えっ!」
ジュリア「余計なコメントは控えて頂戴よ?」
テレス「円堂。」
円堂「ん?」
テレス「お前に言いたい事があると言い出したのは、俺なんだ。」
円堂「ん…?」
テレス「あのゲームをやった日の事を、謝罪したい。」
円堂「なっ、謝罪なんてそんな大げさな…!!」
テレス「キーパーのお前を無視してかかっていたんだ。ジャパンなんて大した事無い、とな。ところがこの結果だ。みんな驚いているよ。ジャパンがこれほどの力を秘めていたとは、とね。」
エドガー「私も、今回の結果を戒めとするよ。世界は広い。まだまだ上が居る。そして、その上に居たのは紛れも無く、君達イナズマジャパンだった。」
マーク「アメリカの分も頑張ってくれよ。」
ディラン「ギンギンにね!」
テレス「同じグループAを戦った者として、イタリアとジャパンの健闘を祈る。」
円堂「みんな、ありがとう。フィディオ、お互い頑張ろうな!」
フィディオ「あぁ!決勝戦で会おう、守!」
円堂「おぅ!」


第46話 終わり

いや、このあたりで終わらないと2000字超えそうな気がして…。