二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- イナズマイレブン 私と世界の仲間達 ( No.80 )
- 日時: 2010/08/16 15:58
- 名前: 薔薇結晶 (ID: VppVA6tq)
第14話 「リトル・クラウン」
ジュリア「そっ、そんな!監督、私以外にだってやりたい人はいたじゃないですか!!」
監督「他の選手もジュリア、お前ほどチームをしっかり引っ張って行けるようなヤツはいない。」
ジュリア「でも…「もういいんですよ。」
チャンスウ「いいんです。確かに貴女ならこのチームをしっかり引っ張って行けそうですし。」
テレス「それにお前、結構根性ありそうだしな。」
ジュリア「…みんな…。」
監督「…分かったか?」
ジュリア「…はい。もう、十分過ぎるほどよく分かりました。」
監督「…これを受け取れ。」
監督が差し出したのは、緑のキャプテンマークだった。
ジュリア「ありがたく、お受け取します。」
フィディオ「…俺、思ったんだけどさ。」
ジュリア「何?」
フィディオ「ジュリアがキャプテンになった時点で、もう『ジュニアキングス』じゃ、なくないか?」
全「確かに。」
フィディオ「だから、チーム名、変えてもらったらどうだ?」
ジュリア「例えばどんな?」
フィディオ「…。」
15秒ほどの沈黙。
テレス「じゃぁ、こんなのはどうだ?」
ジュリア「何?」
テレス「お前、背ぇちみっこいだろ?」
ジュリア「はい。確かにちっちゃいですが。」
テレス「それで『リトル』。」
ジュリア「…悪くないと思う。」
エドガー「では、その続きは貴女の苗字を取りましょう。」
ジュリア「ってことは『優峰』?」
エドガー「…そちらではなく、『クラウン』の方です。」
マーク「じゃあ…。」
フィディオ「『リトル・クラウン』か。」
ジュリア「私はそのチーム名に、『今は小さな冠だけど、いつかは大きな「世界一」という冠を手にしてみせる。』って意味と意志と、夢を込めたいな。」
エドガー「いいですね。」
フィディオ「それ以上はないな。」
テレス「じゃあ、決まりだな。」
ジュリア「みんなで監督に報告しに行こう!」
監督「…いいだろう。」
ジュリア「本当ですか!?」
監督「ユニフォームのデザインも考えてもらわないとな。」
ジュリア「分かりました。」
監督「半袖と長袖、2種類だ。デザインが終わったら私に提出しに来い。」
全「はい!」
ジュリア「まずキャプテンマークが緑だから…。」
チャンスウ「反対色の赤を袖に持ってきたほうがいいですね。」
ジュリアはキレイに色鉛筆の赤で袖を塗る。
フィディオ「左胸の辺りに紋章みたいなのが欲しいよな。」
マーク「じゃぁ『リトル・クラウン』のイニシャルを取って『L』と『C』だな。」
ディラン「それを重ねて…。」
テレス「半袖は涼しげな方がいいな。」
ニース「では海のブルーで決定だ。」
エドガー「広めに大きく冠のプリントを持ってきては?」
アフロディ「プリントだったら剥げないかい?」
エドガー「では刺繍ですね。」
まぁ知恵を振り絞ってできたユニフォームは1・2週間はかかるそうです。
ジュリア「その間に特訓!ユニフォームは完璧なんだから、私達も完璧でないと!!」
全「おう!!」
第14話 終わり