二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン 私と世界の仲間達 ( No.867 )
日時: 2010/12/08 22:12
名前: 薔薇結晶 (ID: S3B.uKn6)

第54話 「アヴィス・アンド・ホープ」



<<シュンッ>>
 と、何かが動いた。
<<バキンッ>>
 と、何かが割れた。

鎖で繋がれ縛られている、黒ずんだ遺跡。
その遺跡が今、青白く輝き始めた。

鎖が外れ、遺跡が独りでに浮いているのだ。

その遺跡の名は、『アヴィス・アンド・ホープ』。
かつて、天魔創造神イシュタリアが住んでいたとされる、神秘迷宮である。
それは天空の使徒や魔界軍団Zですら、辿り着く事が出来ないと言う事から迷宮の名がついた。

そこに、ジュリアの体を乗っ取った、イシュタリアの姿が。

イシュタリア「…此処に来るのは何百年ぶりの事だろうな…、久しい。実に久しいぞ。」

ジュリアの声で、独り言を呟くイシュタリア。

イシュタリア「どうやら天空の使徒は敗れたようだな。全く、使えないな…。初代はアレだけの成果を出したというのに…。」

<<コツコツ>>
と足音を立てて、とある壁画の前で立ち止まる。
そこに描かれていたのは、金色の髪をなびかせて純白の翼を生やした天使。
その反対側にも絵があった。
反対側の絵はばさついた髪と、赤い目をし、黒い羽を持つ悪魔。

そう。これはイシュタリアが生み出した天魔の壁画だった。

イシュタリア「全く…、似ているにも程があるな…。ジュレールとカナダロスめ、初代に似すぎて笑えるな…。」

天使の壁画には『ジュナレール』、悪魔の壁画には『カナデローザ』と、文字が刻んであった。
これは初代天魔の名であった。




アヴィス・アンド・ホープとは、『奈落と希望』という意味である。
それは悪魔と天使の象徴だとイシュタリアは考えた。
だからこそこの遺跡、いや、神殿にそんな名をつけた。



イシュタリア「…魔界軍団Zに託すしかないな…。」

それだけ言うと、また、消えた。





イシュタリアが現れたのは…、デモンズゲートだった。

アラクネス「誰!?」

魔界軍団ZのMF、アラクネスが道を妨げる。
しかし

イシュタリア「“グラビティサンダー”!」

雷と共にアラクネスは崩れ落ちた。
どうにか起き上がって反撃しようとするが、イシュタリアの紅色の目の迫力に負け、どうしようもなかった。

イシュタリア「我を誰と心得る。」
デスタ「お前は…っ!!」
イシュタリア「ほぅ、出てきたか。悪魔の子よ。」
デスタ「イシュタリア!!」
アラクネス「何ですって!?」


イシュタリア「我が名は天魔創造神イシュタリア。…魔界軍団Zよ、この場所に集え。」

そう叫ぶと瞬時に集まる魔界軍団Z。

イシュタリア「天空の使徒は敗れた!我はお前達に必殺タクティクス、“ブラックサンダー”を与える!!必ず勝利を手に入れてみせよ!お前達に、敗北は許されない!!」

「はっ、我らがイシュタリア!仰せのままに…!!」


第54話 終わり

うっわ〜、グダグダな文章だな…。