二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン 私と世界の仲間達 ( No.980 )
- 日時: 2010/12/23 21:47
- 名前: 薔薇結晶 (ID: 1EEKYNv1)
第61話 「2人に会いに」
アメリカ代表、ユニコーンの宿舎。
ジュリア「マーク、準備はまだなの?」
マーク「…今終わった。」
ジュリアとマークはこれからブラジル代表、ザ・キングダムのマック・ロニージョとホルネス・シーザーに会いに行くらしい。
今日のジュリアは珍しくツインテールだ。
大きな青のリボンで、リボンの端にはレースが付いている、なんともお嬢様風の物。
白のワンピースに灰色のカーディガン、紺のヒール。
ツインテールと言う事以外はいつものジュリアの私服だった。
マークも珍しく私服である。
秋をイメージするようなチェック柄のシャツにジーンズ、そして焦げ茶のジャケットを羽織っている。
まぁ、一見したらデートにでも行くんじゃないか、という雰囲気の2人。
ジュリア「もしかしたら遅くなるかもしれないわ。帰る10分くらい前には電話するから。」
マリ「うん、分かった。行ってらっしゃい!」
ジュリア「でも、2人にまだ連絡入れてないのよ。」
マーク「そうなのか?」
ジュリア「昨日の夜に電話したんだけど2人共出なかったの。」
マーク「2人共か…。」
ジュリア「どうしてかは分からないけれど、返信も来なかったし…。」
<<♪〜♪♪〜…>>
ジュリアの携帯が鳴った。
カバンの中から青の携帯を出す。
だが、
ジュリア「あっ、コレじゃないわ…。」
と慌てて再度カバンを探り、もう1つ。
白い携帯を出した。
マーク「携帯2つも持ってるのか?」
ジュリア「えぇ。青がプライベート、白が財閥とか、親戚とか。」
<<ピッ>>
と、メールを確認する。
ジュリアは少し目を見開いた。
そして返信を始める。
かなりの長文だが、20秒で終わらせて見せた。
ジュリア「失礼。山茶花からだったわ。」
マーク「この間来た3人組の1人か?」
ジュリア「えぇ。」
そう言うと白い携帯をカバンの中にしまった。
ブラジルエリア。
ザ・キングダムの選手達の宿舎の前に着いた。
ジュリア「ごめんなさい、ちょっといいかしら?」
と、選手の1人に話しかける。
MFのレオナルドだ。
レオナルド「…何?」
ジュリア「ロニージョとホルネスに会いたいの、呼んで来て貰えるかしら?」
レオナルド「ご生憎、2人共今朝出かけたよ。ジャパンエリアに行くって言ってた。」
ジュリア「そう…。帰ってきたら連絡入れるように言っておいて。」
レオナルド「ジュリア・クラウンにか?」
ジュリア「えぇ。よろしく頼むわ。」
マーク「ジャパンか…次の対戦相手じゃなかったか?」
ジュリア「えぇ。ザ・キングダムの準決勝の相手はイナズマジャパンよ。どうしてかしらね。」
マーク「ロニージョとホルネスに限って偵察はないだろうが…。」
ジュリア「…とりあえず、ジャパンエリアに行きましょう。」
第61話 終わり