二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン 私と世界の仲間達 ( No.989 )
日時: 2010/12/25 14:20
名前: 薔薇結晶 (ID: z1wpqE.E)

第62話 「八百長の疑惑」



ジュリア「此処からジャパンエリアって…かなり遠いような気がするのだけど。」
マーク「あぁ。事実上、遠いしな。」

そう言う2人はブラジルエリア。
バス停へ向かっている。

ジュリア「でも…、行く理由なんて無い筈じゃない?」
マーク「次の対戦相手のエリアだぞ。」

「「………。」」

沈黙。
すると、ジュリアがハッとしたが、すぐに首を振った。

ジュリア「…無いわ、あの2人に限ってそんな事は…。」
マーク「どうしたんだ?」
ジュリア「…まさかとは思うけれど…、八百長試合…とか…。」
マーク「……考えすぎだ。絶対、そのはずは無い。」

だが、2人の意見は、その後、覆された。



ジャパンエリアに着くと、円堂達とばったり出会った。

ジュリア「円堂君!?」
円堂「えっ、ジュリア!?マークまで!!」
ジュリア「何をしているの?」
円堂「ロニージョとホルネスを探しに行くんだ。」
マーク「何故だ。」
円堂「…実は…。」
土方「ロニージョ達に、八百長を頼まれてよ。」
  「「!!!」」
ジュリア「そ…っ、そんな…!」
マーク「何かの間違いじゃないのか!?」
円堂「…本当だ。」



<<ピッ>>
と、携帯を出して、誰かに連絡を繋ぐジュリア。
だが…。

ジュリア「出ないわ…!!」
マーク「あいつ等…何処に居るんだ!!」
円堂「で…今からどうして八百長を頼んできたのか調べようと思うんだ。」
ジュリア「私達にも協力させて!」
円堂「あぁ!!」

ジャパンの選手の宿舎。
ヒロトがパソコンでザ・キングダムの選手の情報を調べている。
そして。

円堂「なっ、何だ…コレ!!」
ジュリア「ボールの支配率が高すぎるわ…。」
マーク「物凄い数字が並んでるな…。」

そう。
まさに、完璧としか言いようがない。
だったら。

ジュリア「八百長試合を挑む理由なんて何処にも無いはずなのに…。」
円堂「…ロニージョ達に、聞きに行こう。」



ジュリアとマークは其処で円堂達と別れた。
その時。
電話が鳴った。
液晶画面に『ロニージョ』と書かれている。
すぐに電話に出る。

ジュリア「ロニージョ!今何処に居るの!!」
ロニージョ『そっ、そんな大声じゃなくても…。』
ジュリア「お黙りなさいっ!!何処に居るのよ!!」
ロニージョ『ブラジルエリアだ。宿舎の前。』
ジュリア「私達が行くまでホルネスと一緒に其処で待ってなさい!!」

<<ピッッ>>

マーク「い…居たのか?」
ジュリア「えぇ、今ブラジルエリアの宿舎の前に居るそうよ!!」

イラついた表情で返事を返す。
そして。
またブラジルエリアに行くのだった。


第62話 終わり