二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: REBORN!~Door to tomorrow~ ( No.20 )
日時: 2010/07/29 17:11
名前: 夜琉 ◆nFgGo2zKeY (ID: CUrDDjil)

標的03 「波乱の予感」

「ちょ、ちょっと待って? な、何でボンゴレのこと知ってる……の?」
「え? 何でって言われてもですね……」

あぁ。出ました、亜衣の清楚語っ!
家と学校では大違い。
「面倒くさい」の連呼をしてる亜衣とは、完全に正反対。
それは置いておくとして、亜衣が何故ボンゴレを知っているのか。
それは、次のようである。

「亜衣もお前らと同じマフィアだからだ」
「そうですね……。簡単に言えばそうなります」

これにツナがまた叫びそうになったのは、言うまでもないことであろう。
普通の学校に普通の日常。
それに一言「マフィア」と入るだけでも平凡から離れてゆく。
ここからまた話題が広がってゆき、平坦から外れてしまう。

「ってか俺、ボスになるなんて一言も言ってn「何今更何言ってやがる」えぇ!?」

ツナに対しての、リボーンの格言。
……これがいつもの二人である。
しかし、それについてゆけるのが後の二人。
そしてそれまたその三人についてゆけるのが、この人。亜衣。

「でもまぁ、その辺は大丈夫です。私がきちんと守護しますから」
「何だてめぇ。十代目の許可無しに何が“守護”だ。十代目の右腕は渡さない!」
「……別に彼方には言ってませんし、これは彼方達のためでもありません」

亜衣がきっぱり言う。
今のは敬語だったものの、もう少しで素が出るところ。
つまり今のはセーフ。
というか、少し素は出ていた。

「そうだ。これはお前らの為じゃねぇ、世界の平和の為だ」
「世界の平和って、大袈裟じゃねーか?」
「いえ。そうでもないそうです。今は裏社会で悪組織が動きだしてるそうですから」

シレッと言い放つ亜衣。
顔も無表情で、何だかシリアスな雰囲気を出していた。
いかにもマフィア人です〜といったような感じ。
すると、亜衣が言った。

「とりあえず、あまり邪魔することはないようにするので、今後共々宜しくお願いします」

そう言った後、屋上のドアを開け出て行ってしまった。
その頃の亜衣は、元の亜衣に戻っていた。
もちろん、そこはあまり人の居ない中庭。

「……あーぁもうっ! 何で、こうなのかなぁ……」

そう、演技であんな風にしているが、たまには生き抜きが必要……。
自分の本性を出せないということが、どれだけ辛いことか……。
多分、私には耐えられn((殴

「うっせー作者。ちょっと黙ってろ。邪魔だ引っ込め、カス」

……私は彼方の愚痴聞き相手ですかぁ?
一人になると私に当たるのは何故ですかーーーっ!
私だって愚痴をこぼしたくなりますよ……。
彼方の愚痴を聞いてたらいくらでも。

「だから引っ込んでろっつたろ? うっさいよ、作者」

……ガビーン、ガビーン、ガビーン。((笑
なんか自分に作ったキャラに言われると、むかつく……。
というより悲しーっ!
もう何だか……、嫌なんですケド。
この本性が、ツナ達にはいつバレるか。
それが一番気になるところ……。
実際のところ、作者の私もどうしようかと……((汗
ってそれはヤバいんですケドね。





亜衣の過去、そして真実。
それを知るのは誰か。
ヴィンディチェ、水牢、捕まっていたこと。
亜衣自身と作者だけが真実。
いつバレるから分からないマフィアという世界の中。
辛く悲しい戦いが始まろうとしている。




















__モノガタリハ、ハランノヨカン?__