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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 黒執事−knightmare Of a Devil− ( No.76 )
- 日時: 2010/10/23 10:38
- 名前: 泡沫 ゆあ (ID: 7rIzYjoN)
第二三話;その執事、客人
「おはようございます、シエル様。本日は良いお天気ですよ。
・・・シエル様、シエル様?」
・・・・・眠い、まだもう少し・・・・・・。
「・・・セバス兄様の言ってた通り、かな」
・・・ん?・・・・・セバスチャンじゃ・・・ない?
「・・・・・・・ミッドフォード公爵夫人をお呼びいたしますよ」
「うわあああああああああああああああああああああ!!!」
飛び起きて最初に目に入ったのは、ニコニコとしたセレスティだった。
「おはようございます、シエル様。
中々お目覚めになられないので強行手段を取らせていただきました」
・・・・ああ、こいつは確かにセバスチャンの妹だ。
悪魔の血を、確かに受け継いでいる・・・!!
「ところでセバスチャンは?」
「はい、兄様でしたら先程玄関の方へ。
ベルが鳴っていたのでお客様ではないかと」
「客?そんな予定は無いぞ」
「?・・・・そうですか?」
あ、シエル様。お召替えを。
!!!一人でやる!!お前は出ていけ!!!/////
(照れてる・・・・・)
「おはようございます、坊ちゃん。早速ですがお客様です」
「・・・・・・・・・・・・は?・・・・・・・」
セバスチャンが珍しく真剣な顔をしている。
セレスティはえらく怯えている。
・・・・・・昨日のセバスチャンのお説教が効いたらしい。
「誰だ。商談の打ち合わせなどなかったはずだが?」
「さあ。誰でしょう」
・・・・・・・・・・・・・・は?・・・・・・・・・・・・
「・・・・・ふざけているのか」
「まさか。お客様がお名乗りにならないのですから、私にも解りかねます」
訳のわからないまま、シエルは客間の扉を開けた。
そこに待っていたのは・・・・・・・。
「・・・・・・・遅い、シエル・ファントムハイヴ」
黒で包まれた、幼い少女だった。
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