二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン!火竜の少年〜オリキャラ(FD)の募集中〜 ( No.12 )
- 日時: 2010/07/31 17:58
- 名前: しずく ◆snOmi.Vpfo (ID: zz4.lYYr)
「な、なんだよ……ただ遊びに来たってわけじゃないよな」
急に神妙な顔つきになったアフロディを見、蓮は警戒気味に探りを入れます。背筋もしゃんと伸びてます。仲良しの涼野と南雲を韓国にスカウトした人物なのですから。なんとなくこいつの狙いは読めていますが……確証はありません。
「ときに蓮くん、フットボールフロンティアインターナショナルを知っているかい?」
嫌な予感がじょじょに現実味を帯びて行きます。
それでも蓮は平静を装い、答えます。
「ああ。少年サッカーの世界大会だろ」
「実はね、このボクは韓国の『ファイアードラゴン』代表として、母国に召集されたんだ」
「ぼ、母国ー!?」
蓮がとんでもなく大きな声で叫びました。家にある窓ガラスが震えてます。アフロディが飲み残した麦茶が、コップの中で波紋を生みます。アフロディが顔をゆがめて、耳をふさいでます。まさにですとろい級の声だな。怖い怖い。
「なななな……な、お前実は韓国人だったのか! 前はギリシャ人とばかり思ってたら、実は日本人で」
声を震わせながら後ろにイスからひっくり返りそうな勢いで、やや後進気味の蓮を見て、アフロディは不思議そうに首をかしげます。
「別に不思議なことではないだろう? 母が韓国人で、父が日本人の在日韓国人。それだけのことさ」
「……1へえくらいならあげてもいいかな。かな」
ネタ古いよ。そういう筆者も、今日世界への挑戦! 激闘! ファイアードラゴンを買ったら、イナズマレアのこいつとレアのこいつと3枚ほど柄違いが出てびっくりしましたよ。ファイアブリザード欲しいのにあたんないよ。
しばらく不自然すぎる間が空きます。蓮もアフロディショックの荒波にのまれてしまったんです。やがてそれをぶち壊すようにアフロディが口を開きます。
「そういうわけで……ボクはこの日本に優秀な選手をスカウトしに来たんだ。日本代表に選抜される前に、ね」
アフロディが軽くインクしながら不敵がかかった笑みで言ってのけ、蓮はどこまでも気がつかぬふり。素知らぬふり。
「へ〜そんな選手どこにいるんだよ?」
すっごい棒読み。棒読みの見本のような棒読みで、さらにきょろきょろとする言うわざとらしい行動もします。
「やだなあ蓮くん……ボクの目の前にいるじゃないか」
アフロディの細い腕がゆっくりと、もったいぶりながら上がります。やがて肩の高さで静止させ、その指で、すっと一人の人間をさし示しめすのです。果たしてその先には——蓮がいました。予想通り。
「蓮くん、ボクがスカウトしに来たのはキミだよ! ファイアードラゴンには、キミの力が必要なんだ」
来た! 愛の告白! ……じゃなくてスカウト。
やっぱりと思いつつも、蓮は目を瞬かせます。まさか疎遠の韓国からスカウトが来るなんて。誰が予想できたでしょう!
そしてアフロディの熱心なスカウト攻撃開始。
「キミのそのボールに対する素早い反射神経……雷門中サッカー部をずっと支えてきただろう?」
宇宙人との戦いだけですけどね。
「そして、FWとしてもやっていけるだけの強力な必殺技とキック力!」
強さは染岡=豪炎寺>吹雪>蓮くらいですけどね。
「FWもDFもこなせるキミは……雷門の要だ」
DFのですけどね。
「その力……世界で生かしてみようと思わないかい?」
蓮はしばし黙りこみ、口をついてでた言葉は
「僕は……」
〜つづく〜
アフロディの設定ってこうでいいのかしら^^;
蓮はスカウトされちゃいました〜♪さてさて…