二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン!火竜の少年〜オリキャラ(FD)の募集中〜 ( No.28 )
日時: 2010/08/17 17:11
名前: しずく ◆snOmi.Vpfo (ID: 2lvkklET)

 そして翌日になりました。
 今日も空は綺麗に晴れ渡っています。旅立ちの祝福ってやつですね。これが雨だったりしたら、気分も晴れません。
 何故か今日も雷門ジャージの蓮は、鞄を持ってアフロディと共に下へ。昨日はアフロディも泊っていましたが、別室です。変な想像しないように。

 今朝は普段はいない両親も帰宅してきました。蓮はリビングでその姿を見るなり、

「おいーっ! なんで息子の韓国行きを認めた!」

 一応つっかかっておきます。
 すると両親はにこりと微笑み、

「だって風介くんと晴矢くんがいるんだろう?」
「アフロディくんが素敵すぎるからよ!」

 母親のコメントは終わってますね。
 恍惚の表情を浮かべ、アフロディに見惚れてます。アフロディもアフロディで、笑顔で手を振り返すとか媚(こび)を売りまくってます。
 蓮は呆然しかできません。ため息をつきます。

 それから4人は朝食を食べました。メニューは食パンとスクランブルエッグなり。洋風の定番ですね。
 そして4人は食べ終わりました。

「おいしかったですよ」

 言いながらアフロディは4人分の皿を流しに置き、そのままスポンジでこすり、汚れを落とし、食器乾燥機へ置きました。ますます両親の好感度アップ。蓮は、

「へぇ……なかなかやるね」

 大して気にしていないみたいですが、ちょっこし見なおしたようです。
 そして洗い終わり、近くにかかったタオルで手をふくと、

「蓮くん! さっそく韓国へ行こうじゃないか」

 来ました。いよいよこの時が。

「そっか……何時発の飛行機で行くのさ?」

 そう蓮が尋ねると、アフロディは得意げに笑います。前髪をかきあげます。

「飛行機なんて——そんなもの必要ない」
「え? 船で行くのか?」

 アフロディはちっちっと人差し指を振ります。
 蓮はまた変な予感がします。こいつなら何をしてもおかしくありません。
 外に出よう、とアフロディが言うので家族総出で外へと出ます。そしたら急にダンスパーティみたいに、アフロディが蓮に片手を差し出してきたのです。蓮ママがきゃあと黄色い歓声を上げ、蓮は顔をこわばらせます。それでも一応、その手をとっておきます。

「<ジ・イカロス>!」

 それが掛け声で、アフロディの背に、光り輝く二対の白銀の羽が背に現れました。そんでもってアフロディは地面を蹴ります。当然、身体は浮きます。蓮の身体も引っ張られるように上昇を開始します。アフロディの背を上に見ながら。
 まるで死んで天使に引っ張られる死者のよう。ってかこんな気持ちなんだろうなとわかります。

「……やっぱり」

 どうもこいつは、空を飛んで韓国まで行く気のようです。

 下ではだんだん小さくなる両親がのんきに手を振っています。

「蓮、しっかり世界を相手に戦って来い!」
「いってらっしゃ〜い!」

 普通つっこむだろ、と蓮は心の中で思いましたが、親も超次元思考。全く気にもとめていないようです。
 蓮は輝く太陽を見ました。そして心の中でそれは強く強く願います。
 イカロスのように、韓国に行く前に海へ墜落しないように、と。

〜一章完〜
おまけ しずくの後記
やっと終わったぁ!次からは本格的に韓国です♪
まあ試合はまだまだ先になりますが……頑張りますb

おまけ2 ファイアードラゴンをお嫁にしなさい!シリーズ(トウホウパロww)

しずくからのお・ね・が・い♪
三人はウェディングドレスをきていると思ってください!色とかは自在に妄想しなさいっ!ブーケ持ってたりとか、相手とかは妄想自由にどうぞwww

メンバーは。アフロディ、南雲、涼野です。

アフロディ「ボクをお嫁にしてくれるかい?」

南雲「お、オレか? お前と結婚してやってもいいぞ?」

涼野「私と結婚しようと言うのか。この凍てつく闇を制御できるかな?」

蓮「誓いますか?」(←は神父姿)

アフロディ「もちろんだよ」

南雲「上等だぜ!」

涼野「誓おうではないか」

〜終わり〜
蓮「なんだよ、上のコーナー」
しずく「夢小説的な感じのもん」