二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ありがとう〜大好きな君へ〜 イナズマイレブン ( No.161 )
- 日時: 2011/02/03 19:38
- 名前: さくら (ID: 32zLlHLc)
心友短編『負けたらアイス奢り。はい決定』豪炎寺→捺未c←鬼道
『うわー。なんだこれ。』
私の目の前に並べられた、3枚のテスト用紙。
それぞれに、豪炎寺、私、鬼道の3人の名前が書いてある。
そもそもだ。何故こうなったかというと。
私達3人は小さい頃から仲が良かった。・・・と、同時にいつも張り合っていた。
それから、昨日のテストの点数を競い合って、負けた人が新しく出来たアイスを奢るというサービス付き。
“アイスを奢る”という提案は、元々私が投げ出した提案であり、豪炎寺や鬼道から“何でこの寒い真冬真っ最中にアイスなんだ”と多少のクレームが来たが、此処はあえてスルーしよう。
ってか、真冬真っ最中だからアイスに限るんじゃないか((ry
勿論、言い出したのには自信があったから言い出した。
今回のテストは私の得意科目で、絶対に勝てると思ったからだ。
だが、この結果。
『豪炎寺が、100点。鬼道が100点。私が・・・。「「99点」」・・・、』
「まさか言い出したお前が負けるとはな、」
「さて約束だ。」
「「今日の帰り、アイス奢れよ?」」
『笑顔で言うな。馬鹿』
私の前には勝ち誇ったような黒い笑みを浮かべながら仁王立ちしている豪炎寺と鬼道。
私の引かれた一点は、漢字間違えであった。“午前”の“午”をわずか何ミリ突き出して“牛”にしてしまっていた。
でも何ミリの世界だ。全てはあの教師にある。少しは見過ごせハゲ野朗。
「きりーつ。」
「「「先生、さよならー」」」
日直の気が抜けた号令に、皆も気が抜けた挨拶を繰り出す。
そうだ。豪炎寺と鬼道は仮にもサッカー部。隙を見て逃げれば・・・。
『さーて。私はさっさと帰ろうかなー?・・・うっ!!』
「捺未。何お前逃げようとしてるんだ?」
『鬼道君。今日はサッカーの練習はn「無い」・・・はい。』
その後、私は素敵な笑顔で連衡され、アイスを奢らされました。
豪炎寺が“あ、それ美味しそうだな。一口。”と言って私のアイスに被り付きました。
か、間接チュー。私がそう言ったら豪炎寺は“お前、古いぞそれ、”と言いました。
続けて“豪炎寺、手。”と鬼道君。豪炎寺君の手を見れば、溶けたチョコアイスがベトベットに垂れていました。うわっ、きったね。
“負けたらアイス奢り。はい決定”
(私に奢らせてさ、何コレ苛め?)
((好きな人程苛めたくなるってよく言うだろ))