二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 鋼の錬金術師 —光の道 闇の道— ( No.22 )
- 日時: 2010/07/29 11:51
- 名前: 白狐 (ID: nFJQXShR)
- 参照: http:/それぞれの哀しみは、深く……消えない
魁菜さん+°
はじめまして〜〜!
おもしろですか?そりゃ嬉しいです!
続きは↓です〜♪
— 第八話 「それぞれの哀しみ」 —
虚ろな目で景色を眺めていたら、眩しい物が飛び込んできた
…朝日だ… …その眩しさは、ルレの笑顔の様で…苦しかった…
『イーストシティ イーストシティ』
「…雨…」
汽車を降りたら、イーストシティは大雨だった
“今の私にはぴったりの天気なのかもしれないけど”
「…あの二人を…探さなきゃ…」
エドワードさんと…鎧さん…
どこにいるんだろう…?
『ミュレスト!』
歩くたびに 進むたびに彼女の声がよみがえって
『ほら、お花!』
あの笑顔が 深くよみがえってきて
『キャアァァッッ!!』
守れなかった自分に、腹が立って、涙が出てきた
「うっ…うぅっ…ひくっ…」
…涙なんかじゃない… “雨だよ…”
こんなの…涙なんかじゃないから…
「…ミュレスト、さん?」
弱々しい声が聞こえて、そちらを向くと、エドワードさんと、鎧さんがいた
**
「…なんで 泣いてるんだ?」
「…雨、ですよ…泣いてなんか…」
「…なんか、あったんだな…」
弱々しい笑顔で、エドワードさんは言う
——もしかして…
「お二人…何かあったんですか…?」
瞬間、二人が強張った
エドワードさんの顔は、歪んでいる
「…オレ達さ…キメラにされた女の子を…“助けられなかった…”」
「…それは…綴命の錬金術師…“ショウ・タッカーの娘様ですか?”」
「! …知ってるんだな…」
「…なんとなくです…」
無理矢理笑って見せる
…本当に、なんとなくだったから…
「でも…私も同じです…」
「?」
「やっと気付いた一筋の光を…消してしまった…
今まで気付かなかったのがおかしいくらいの光だったのに…私はそれを…消してしまったんです…
…光を…家族を…助けられなかった——っ!」
悔しくって…また、目から不思議な雨が落ちる
「エドワードさんと…鎧さんなら…“家族か親友、どちらを守りますか?”」
「…オレ達は…
“誰ひとり失わない方法で…両方守る”」
「…そうですか…」
…そうすれば…よかったんだ…
ルレと…アン…両方守ればよかったんだ…
「…馬鹿みたいですね、私…」
「オレ達もだよ…オレ達は…いつまで哀しんでんだか…」
でも…
「哀しみは深ければ深いほど……その後、喜びが訪れます…」
「……そうだな」
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舞台裏
白狐:ふぅ〜…やっとエドとアルと合流です…
アル:…というかさ、白狐
白狐:なんだね、アルフォンス君?
アル:ボクの会話…ないよね?
白狐:……あー…ホントだわ
アル:∑気づくの遅っっ! いれてよ! ボクの会話!
白狐:いや〜全国のアルフォンスファンの皆さん、申し訳ありません! 今回はアルの出番なしです!
アル:ひどいよ〜っ! 早く入れてよ〜!
白狐:…大丈夫… 傷の男との闘いの、兄お説教編では、しっかりと怒ってるから
アル:ホントに!? …っていうかさ、兄さんやミュレストさんは?
白狐:エドはかなぁ〜り落ち込んでるので、呼んでも、禁句発言しても答えてくれませんでしたので休憩
アル:…何か、ボクは落ち込んでないみたいな言い方だね
白狐:ミュレストもかなり落ち込んでます 最愛の妹がいなくなったなんて…って
アル:…で? なんでボク?
白狐:丁度開いてたから
アル:し〜ろ〜ぎ〜つ〜ねぇぇぇぇっ!!
次回は、傷の男との闘いです!
うわ〜…闘いうまく書けるかなぁ…?
*クリック、ありがとうございました*