二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 銀魂】〓し,す,こ,ん,* †【ヾ(o´・ω・)ノ゛ ( No.4 )
- 日時: 2010/10/24 07:52
- 名前: 紫陽花 (ID: xrNhe4A.)
Ψ坂田向日葵の為のプロローグ.+
7年ほど前の丁度今頃、
"惨劇"は唐突に起こった
まるで手が滑り誤って落ちてしまったガラスのコップのように—…
残酷で速球に、
「お兄ちゃん! 私、"きへーたい"に入る!!」
「ええええええええええぇぇっぇぇぇえ!?」
坂田向日葵、そいつは
俺の紛れも無い妹であり、
そんでもって、また…根っからの生粋の馬鹿である
「何でまた急に鬼兵隊!? てかお兄ちゃんはそんなん許しましゅぇぇぇぇん!!」
「お兄ちゃん、……うざい」
ああ、妹よ
いつからそんな反抗的になったんだ
「と、っとにかく鬼兵隊なんて危ないとこ、俺は絶対ェ行かせねェかんな!!」
妹の反抗的な態度に一瞬くらりときたが
そこは持ち前の右から左に受け流す攻撃で軽く流しておく
……しかし唐突だった
唐突すぎて銀さん口からイチゴミルク吐くとこだったよ…ったく、
いまどきの娘はすーぐに
何処行きたいやら何ほしいやら———
「ってぇ! そこォォォ!! 銀さんの脳内文章が長いからって勝手に出て行こうとしない!!」
ばっと振り返ってみればそこには
風呂敷に包んだ荷物を背負い、両手に靴を持った御馴染みの格好で
「抜き足ー差し足ー忍び足ー…」などとぶつぶついってる馬鹿一名
はあっと半ばあきれながら溜息をつくと
俺は向日葵の首根っこをむんずと掴むんで
そのまま猫のように引っ張ってソファに座らせた
「んじゃー、ヅラのとこいく!!」
「行かせるかあ!! 御前までハゲんぞ!!」
「いやあー…」
「…んじゃあ、もふもふ(坂本)のとこは?」
「あれ!? ひまちゃんはお兄ちゃんのこと嫌いなのかな!?」
「………(ふっ」
「そこで意味深な笑いすんじゃねぇぇぇええ!!!」
…こんなやり取りがずーっと続いて、
10歳の向日葵を説得させるのに約一日かかった記憶がある
あれだね!
今考えても恐ろしい出来事べすと3に入るね!
++
それから何やかんやで7年の月日がたち
またそいつはやってきた…
そう、"惨劇"が
「お兄ちゃん! 私、真選組の女中として働くことになったから!!」
「いやああああああああああ!!!」
坂田向日葵の為のプロローグ/完.+‖★´・ω・)ノ