二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【REBORN!】*隠された愛しき炎* ( No.3 )
日時: 2010/07/31 21:30
名前: 桜 (ID: bG4Eh4U7)

第一話【不思議な転校生】



「えーと、今から転入生を紹介する」
先生の一言でクラスが盛り上がった。
『イエーイッ』『マジで?どんな子かな』『仲良くしたいなっ』
クラスはザワザワしていて、先生の言っている事がよく聞き取れない。
「ねぇねぇっ山本!」
「ん?どうかしたか?」
「いや…転入生どんな子なのかな?」
「んー…、野球が上手いヤツとかがいーのな」
「あぁ…そうだね」
 ガラッ  ドアが開く音。
(あ、来たぞ…)
すると、茶髪の頭をした女の子が入ってきた。
「えぇと、自己紹介どうぞ」
先生がそう言うと、女の子は緊張した顔でコクンと頷き、みんなのほうをクルッと向いた。
「永瀬姫愛です!これから一年間このクラスで頑張っていきたいと思います!宜しくお願いします」
最後にペコっと頭を下げ、ニコッと笑った。
「じゃあ、永瀬!一番後ろの席に座れ」
先生が指示を言うと、姫愛は一番後ろの席に着く、
はずが——…
「いえ、出来るだけ沢田綱吉君の隣がいいです!」
「…へ?」
姫愛の言葉に呆然とする綱吉。
「え…えと、どうしてかな!?」
さすがに先生もビックリし、返答してしまう。
周りも静かになっていた。
「いえ…特に理由はありませんッ」
姫愛はそう言うと手のひらを先生に向けた、その瞬間——キィィィィィン…
変な音がした音、先生は突然、「…そうだな…、おい、水野お前代わってやれ」
そう言い出し、その生徒も「はい」そう言って後ろの席に座った。
「有難うございます」
姫愛は綱吉の隣へと座り、「宜しくね」と笑って鞄を横にかけた。
(今の何だー…!?みんなもおかしい!!)
「十代目!」「ツナ!」
「二人とも!!…今の…何?」綱吉と山本と獄寺はどうやら変わっていない様子だ。
そして、姫愛の方を見ると、「あはっ、三人はかかってないんですね」
そう言い、ニコッと笑った。