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第６話

「・・・譲様　お嬢様」　「ん？」
「着きましたよ」

私達はロンドン近辺で多発している連続殺傷事件の
犯人を追っていた。

そしてこの小さな村に着いたのだった。

「アデル村、ですか・・・」

　＿被害者は全員この村の出身。
　
　　　　　　　＿そして、同い年。

そこまでは突き止めた。

この答えは、ここにある。
　　　　　　　　　　　　そう思った。

「別に変わりはないんだがな」
シエルはいった。

そのとうり、ここはごく普通の村。

変わった様子は無い。

＿そのとき。

　　　　　　　　
門の近くの樹に見えたのは、　
　　　　　　　　　　　　　　白髪の少女。

「・・・？」
だが、目をそらした次の瞬間には、
そこに誰もいなかった。

「お嬢様？」

「気のせいか。　何でもない＿＿」