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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン3 〜世界大会で包帯が靡く〜 ( No.2 )
- 日時: 2010/08/06 19:07
- 名前: キーブ ◆3AUhhfYzW6 (ID: ySkvBJOT)
- 参照: レベルファイブは神だー!
第一章(菽子目線)
円「うぉーっ!ついに来たぜ、ライオコット島!」
と、我がチームのキャプテン・円堂がイナズマジェットを降りながら叫ぶ。感嘆の声等が飛んでテンション上がりまくりのメンバー…、とは真逆に私はというと東京を出るときから溜息ばかり。理由は…
遡ること、一か月前——。
ファイヤードラゴンとの試合で勝ち、宿舎に帰る途中私は家に一端帰って母さんに勝ったことを伝えに行ったので皆と離れた。そして伝え終わって戻ろうと家を出、雷門へ向かった。すると、フードをかぶった男が近付いてきた。でもその時の私は気付かず、何気なく歩いていて…。そして聞こえた。「貴女は活躍しすぎた。」はぁ?確かに点は取りまくった。一人で今迄何点も取った。だが…。でも、意味が分からなくて反抗しようと振り向いた。 その瞬間
!…?!!右の眼に違和感を感じた。触ってみるとヌメッとした感触があり、見るとどす黒い自分の血液。このことから嗚呼、私は眼を刺されたのかと分かった、分かった初めて叫べて…死に物狂いで走って、走って宿舎へ行った。それでそのあとは放心状態。何も覚えていない。…。そうだ、刃物が夕日の光に光っていたのは覚えてる…それとベージュのような髪…。
失明したけど…サッカーできるのは嬉しいな、なんてね…。だから、今は憂鬱で不安なんだ。私が足手まといにならないか、とな。歩きながら、包帯を弄んだ、ライオコット島での昼下がりだった。
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