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第１２話　続

一（もう一つの名ってどういう意味ですか？

鬼瓦（正確には月城　氷歌はもうこの世にはいない事になっているんだ。この世にいるのは天音　紫歩だけなんだ。

みんな意味が分からないというような顔をしている。
鬼瓦は話を続けた。

鬼瓦（あいつは、月城　氷歌は理由があって死んだことにされた、だが氷歌は生きている。だから名前を変え、天音　紫歩として生きているんだ。

鬼（その理由とはなんですか？

鬼瓦（……。
鬼瓦はまた黙ってしまった。
言うべきか迷っているような顔をしていた。

鬼瓦（……これは国家機密なんだが……おまえたちに話そう。氷歌について。
豪（国家…機密…？
みんな国家機密という言葉に反応した。

鬼（そんなことを俺たちに話していいんですか？
鬼瓦（ああ、おまえたちはもう十分国家機密に関わってるからな、いまさらもう一つくらい関わったっていいだろう。

そして鬼瓦はこう続けた。
鬼瓦（あいつはな……超能力者なんだよ。

全（は……？
みんななにを言っているんだという顔をしている。

鬼瓦（はは、信じられないだろう。超能力なんてな、だが事実なんだ。あいつは超能力者。エスパーなんだよ。
目（信じられないですね、そんな超能力なんて非科学的なもの。

鬼瓦は、はははと笑いだした。
目（なんで笑うんです！非科学的なのは事実でしょう！
鬼瓦（すまん。非科学的か…。だがあいつの超能力は科学的に証明できるんだ。
鬼（科学的に証明できるって……何でですか？
鬼道は不思議そうに聞いた。

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すいません。
また中断。