二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン 未来を知る少女 ( No.45 )
- 日時: 2010/08/27 18:14
- 名前: カエル (ID: KnTYHrOf)
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第6話
アフロディはボールを高く蹴り上げた。
次の瞬間、アフロディは空高くにあるそのボールの後ろにいた。
染(いつの間に!!
みんな驚き、アフロディのいた場所と今いる空を何度も見た。
円堂はゴール前に身構えている。
すると、アフロディは円堂に向かって軽くシュートを打った。
そのシュートはみるみるうちに黒いオーラをまとい、円堂に向かって来る。
円堂はそのシュートを両手でしっかりとつかんだ。
円(はぁああぁあぁ!!!
だがシュートの勢いは止まらず、円堂は後ろへと押されていく。
円(ぐっ…うわぁ!!
円堂はかろうじてボールをはじいたが、そのまま円堂はゴールへと飛ばさ
鬼・豪(円堂!!
鬼道と豪炎寺は円堂に駆け寄鬼道は円堂を抱き起こし
鬼(大丈夫か!?
と言った。
円(ぐっ・・・・。
円堂は目を開けた。
夏(円堂君!!
染(円堂!!
みんな心配し円堂に駆け寄り、名前を呼んだ。
しかし、円堂はアフロディをじっと睨み、
円(どけよ・・・・・!
駆け寄ってきたみんなを手でどけるとふらふらと立ち上がった。
鬼道は円堂を止めたが、円堂はその手を振りほどき、
円(こいよ…もう一発…!
そう言いながら少しずつ前へ歩いて行った。
だが、円堂はふらふらで、ゴール前で膝をつき、もう一発あんなシュートを止められる状態ではなかった。
アフロディは円堂をじっと見ていた。
ア(あはははは、面白い、神のシュートを止めたのは君が初めてだ…。では君が今どこまで耐えられるのか見てみるとしよう!!
アフロディはそう言いながら円堂に向かってさっきよりも強いシュートを打った。
さっきとは比べ物にならない強いシュート、そんなもの今の円堂が止められるわけがない。
豪(逃げろ円堂!!!
鬼(円堂!!
だが円堂は構えをとった。
シュートは地面を削りながら円堂に迫ってくる。
秋(円堂君!逃げて!!!
もう、逃げられるような距離ではない。
バンッ!!!!
銃を撃ったような大きな音がして、周りに人が飛ばされそうなほどの強い風が吹いた。
全(うわぁ!!!
風がやむと円堂に向かっていたあのすさまじいシュートはいつに間にか現れた円堂の前にいる一人の少女に片手で止められていた。
その少女は、氷歌だった。
だが帽子を深くかぶっているので周りからは顔などわからない。
円堂は風のせいで後ろに飛ばされ、鬼道と豪炎寺に支えられながら氷歌を見上げていた。
氷歌は持っていたボールを地面に置くとアフロディをじっと見ながら淡々と言った。
氷(中学サッカー協会理事のものです。世宇子中キャプテンアフロディ様。これ以上の相手チームへの発言、行動は規約に反します。これ以上何かするというのであれば、こちらも処分を考えます。場合によっては試合を中止ということもあり得ます。試合をしたいのであればすぐにお帰りをお願いいたします。
アフロディはじっと氷歌を見ていた。
少し沈黙が続いた。
吹く風の音が静かなせいで大きく聞こえる。
円堂たちも緊張感を感じ、口を開くことができなかった。
その沈黙を破ったのはアフロディだった。
ア(あはは、なるほど…。確かに少しやりすぎたようだ…。僕も試合はしたい。中止にされるのは控えたい。帰ることにしよう…。では円堂君、試合楽しませてくれ。
アフロディはそう言うと風に包まれ、気づくとそこにはいなかった。
円堂たちは驚きの少しの間声を出せなかった。
最初に声を出したのは夏未だった。
夏(あの、あなたは……。
そう聞かれると氷歌は振り向きぺこりと頭を下げた。
そして頭をあげると続けて言った。
氷(はじめまして。雷門中のみなさん。中学サッカー協会理事を務めているものです。今回は少々対処が遅れ申し訳ございませんでした。
壁(サ、サッカー協会り、理事っすか!?でもまだ俺たちと年かわらなさそっすけど……。
氷(理事は何歳でも資格ががあればなることが出来ます。
相変わらず淡々と言った。
鬼(確かに年齢は決まっていないが……。
染(んなもん、嘘に決まってんだろ!なれるっつってもそんな簡単になれるわけでもねえんだろ?
氷(クスッ…。
染(なんだ!
染岡は強い声で言った。
氷(どう思おうとあなたたちの勝手です。
染(チッ。
鬼道は小さな声で言った。
鬼(この声。あの時の……。
円(どうした鬼道?
鬼(いや、なんでもない……。
秋(それにしても、あんなシュートを止めるなんて。
豪(ああ……。信じられない。
氷歌は少し笑いながら
氷(ではこれで失礼します。
と言った。
円(おい!ちょっと!
氷(何か?
円堂は大きな声で言った
円(ありがとう!!
氷(何がですか?
円(いや、助けてくれて、ありがとう!
氷歌は驚いた顔をしたが、すぐにニコッと笑って。
氷(理事がしなくてはいけないことをしただけです。では。
そう言いながら氷歌が次にいたの向こうのゴールポストの淵だった。
夏(えっ。いつに間に……。
氷歌はまたぺこりと頭を下げ、後ろを向いたが
氷(あ、そうでした。
と言いながら円堂たちの方をもう一度見ると笑いながら
氷(試合楽しみにしています。それでは。
円(待て!
氷(……?
円(おまえは誰だ、なまえは?
氷(そのうち分かりますよ。
氷歌はそう言ってゴールから消えた。
円(誰だったんだ。
円堂は氷歌が止めたボールを見て言った。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
なんか変……。
すいません。
信子、壁山出したよ!!
7話は世宇子戦です!
頑張ります!!