二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン 未来を知る少女 ( No.453 )
- 日時: 2010/12/31 13:33
- 名前: カエル ◆tr.t4dJfuU (ID: AQILp0xC)
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第41話
「結構面白いでしょう?」
月城が嬉しそうに俺の顔をのぞく。
「あぁ。面白い。」
本当に面白い。
音村の戦術もすごかったが月城の戦術もすごい。
「そろそろ戻りますか!鬼道さん。」
淡々と月城が言う。
確かに戻った方がいいな。
それよりも……
少し気になることがあるんだが……
「月城。」
「?どうしたんですか。」
「……敬語やめてくれないか?あと、さん付けも。」
年下なら分かるが同じ年だ。
そう言うのかちょっとやめてほしい。
「いやですか?敬語。」
「あぁ。同じ年だろう?」
月城も14歳のはずだ。
「そうですけど……じゃあ普通に話しますよ。」
「そうしてくれ。」
「さん付けもだめだったらどう呼びましょう……」
月城が考え込む。
こんなことそんなに考える必要があるか?
「……じゃあ「有人」で。」
?
「何で急にそうなる。」
「いいじゃないですか。私仲いい人はこう呼ぶんですよ。」
下の名前で?
「いいでしょう?」
「あぁ……」
確かにいいかもな。
春奈は「お兄ちゃん」で円堂たちは「鬼道」だ。
あまり下の名前で呼ばれることはない。
「これでいいんだよね。あ!有人も私の事「氷歌」って呼んでね。」
「なんでだ。」
「だって私だけ下の名前なのおかしいじゃん。」
普通になったな。
やはりこのほうが楽だ。
「別にいいが……」
「じゃあ氷歌で。」
「……分かった。」
俺がそう言うとフフッと氷歌が笑った。
作り笑い……じゃないな。
「で、そろそろ戻る?」
「……あぁ。そうするか。」
俺がそう言うと氷歌が指をパチンと鳴らす。
すると俺と氷歌は寮の中寮の廊下にいた。
「じゃあ早く寝た方がいいよ。明日大変だがら。」
そう言ってまた笑う。
「何が大変なんだ?」
「……いろいろ。」
?
「いろいろってなんだ?」
何があるのか氷歌なら分かるだろう。
「教えられない。簡単に未来を教えてはいけないから。」
笑いながらも淡々と氷歌が言った。
「じゃあ。おやすみ。」
そう言って氷歌は部屋に行った。
「あぁ。おやすみ。」
俺も歩き出した。
少し歩いたところで気になるものがあった。
さっき沙良ちゃんという子が言っていた賞状やトロフィーが飾られているガラスケースだ。
そこにはライトがついていて人が通ると勝手に明かりがついた。
そのガラスケースには本当にたくさんの賞状やトロフィーが飾られている。
その中で一番大きかった物は氷歌の絵のトロフィーだった。
でも俺の目に入ったのはその隣にあるトロフィーと写真だった。
そしてその写真には月空中のサッカー部のみんなが大きなトロフィー、ここに飾られているトロフィーを持っていた。
そのトロフィーには「全国サッカー大会ジュニア部門優勝」と書かれていた。
写真を見たところ皆小学生くらいだろう。
ただ……
全国優勝?
そんなにすごかったのか……
そう思ってもう一度写真を見ると、皆の中心に氷歌がいた。しかも良く見れば氷歌の右腕にはキャプテンマークがついている。
全国優勝チームのキャプテン?
俺たちが戦ったチームは小学生といえども全国優勝をしてるチームだったのか……
すごいなと心からそう思った。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
意味不。
良くわかんなくなってる……