二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン 未来を知る少女【オリ技募集中!】 ( No.462 )
- 日時: 2011/01/02 15:20
- 名前: カエル ◆tr.t4dJfuU (ID: AQILp0xC)
更新!
鬼道視点です!
第43話 続
「待て!」
冠雫が大きな声で言った。
「何でここで戦うんだよ!私たちの家を壊すつもり?」
大きな声。でも冠雫は悲しそうだった。
「そ、そうだよ!ここは私たちの家だ!ここを壊すのは……!」
睨まれて何も言えなかった智恵﨑も大きな声で言った。
こいつらにとってはこの月空中は大切なところなんだ。
荒々しくもなるだろう。
でもこいつらはそんなこと気にしないだろう。
「黙れ!おまえたちには関係ない!」
ゼルが怒った口調で言った。
冠雫たちは言い返せない。
「そんなこと関係なくなるように先に壊しておいてやろう!!!」
デザームがそう言って黒いサッカーボールを蹴ろうと足を上げた。
「「やめろ!!」」
冠雫や智恵﨑。いや、それだけではない。月空中全員がそう言った。
だがもう遅い。
デザームは黒いサッカーボールを校舎に向かって放った。
すごい勢いでボールが進んでいく……
まずい。このままでは学校が……
バァアン!!!!
大きな音がした。
だが校舎に何かが当たったような音ではなかった。
校舎を見てみると……
校舎は壊れていなかった。
無傷だった。
なぜなら、ボールは校舎に当たっていないからだ。
ではボールは何処に行ったのか。
それは校舎を見るといやでも分かった。
校舎の前には黒いサッカーボールを片手で持っている氷歌がいた。
氷歌はもちろん飛んでいる。
空中でボールを止めている。
念力で体を浮かしているのだ。
それにしても……
あのシュートを軽々と片手で止めるのは……
超能力だろうがすごいものだ。
「……氷歌……」
冠雫が驚きながら言った。
月空中のみんなも円堂たち目を丸くしている。
丸くしていないのは俺とデザームくらいだろう。
デザームも少し驚いてはいるようだが。
「……ここは私たちの家です。傷つけさせはしません。」
氷歌はそう言いながらサッカーボールを思い切り投げた。