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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン 未来を知る少女【オリ技募集中!】 ( No.488 )
- 日時: 2011/01/04 17:50
- 名前: カエル ◆tr.t4dJfuU (ID: AQILp0xC)
更新!
鬼道視点!
第49話 続
マキュアが宙に飛び上がり、あっという間に氷歌と同じ高さになった。
まずい。
取られてしまう。
だが、
「取らせないよ。」
氷歌はそう言った。
すると氷歌は空中で体を翻し、華麗にマキュアを避けた。
空中とは思えないボールコントロールだ。
軽やかなステップを踏んでいるように見える。
そんなわけはないが。
氷歌は空中で体を捻ったり、翻したりと柔らかく使い、ボールを操っている。
こんなこと、並の奴には出来ない。
やはり、氷歌はすごかったのだ。
ゲームメイクだけではない、プレーもうまかったんだ。
ただ、今まで本気でしていなかっただけで。
これが本気なんだろう。
智恵﨑が言っていたのはこの事だったのかもしれない。
そう思った。
氷歌はマキュアを避けるとストンと軽く着地し、さっきのようにボールに回転をかける。
さっきと似ているが違う。
回転が右回りだ。
ということはさっきとは違う技。
なんだ、次は何をする?
「エンジェルサークル!!」
氷歌はボールを思い切り蹴った。
モーションは似ているが、さっきの技とは全く違った。
さっきのシュートは黒いオーラを纏っていた。
だが、このシュートは純白の、綺麗な白いオーラを纏っている。
すごい、さっきよりも威力が上がっている。
ゼルはシュートに反応出来なかった。
白いオーラを纏ったシュートがゴールに突き刺さった。
氷歌はそれを見ると、くるりと振り返り、ニコッと笑顔を見せた。
「ね?大丈夫だったでしょう?」
そう言っているかのような笑顔。
作り笑いではない、本当の嬉しそうな笑顔だった。
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