二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

ポケモン二次創作 【金ノ瞳、銀ノ翼】 ( No.102 )
日時: 2010/10/03 14:37
名前: 豆電球 ◆Y6CWE4r6bA (ID: sp0cIx.0)

第三十六章 〜闘争心〜

ポケモンリーグ、第三の部屋前
リオン「今回は、皆完璧に回復完了!安心して進めるわね。えっと、次は・・・」
???「格闘タイプの使い手。飛行タイプ、エスパータイプが弱点だ。ただイワークも使うので、水か草も必要だがな。」
リオン「サトル!?」
サトル「お前なー・・・何で、挑戦してんだよ!」
リオン「だって、私だけ置いてけぼりなんだもん!さびしいに決まってるじゃん・・・」
拗ねるリオンを見て、サトルは何処に向けたらいいのか分からない、果てしない愛しさがこみ上げた。
サトル「何の為に、リオンを置いて特訓に行ったのか分かんねえじゃねえかよ・・・」
リオン「・・・じゃ、行ってきまーす!!」
サトル「あっこら!」

第三の部屋
???「・・・挑戦者か。」
リオン「四天王三人目の、シバさんですね。私は、ワカバタウンのリオンです。よろしくお願いします。」
シバ「・・・ああ。では、始めるか。」
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シバ「カポエラー、気合だめ!」
リオン「次のターンで大技を仕掛けてくるつもりね。でも、その前に倒す!ブイ、サイコキネシスゥ!」
《効果は抜群だ!カポエラーは倒れた!》
シバ「何ッ!?・・・サワムラー!とび膝蹴り!」
リオン「かわして!」
シバ「ほう、俺のサワムラーのとび膝蹴りをかわしたか・・・しかしな、何度もかわせやしない。連続で飛び膝蹴り!」
《効果は今ひとつのようだ。》
リオン「今ひとつだったから、効果は半減だったけど、だてに威力100じゃないわね・・・今度受けたら後が無いかも・・・サイコキネシス!」
《効果は抜群だ!サワムラーは倒れた!》
シバ「なかなか骨のある挑戦者だな。面白くなってきたではないか!エビワラー!」
リオン「ブイ、頑張って!コイツは、飛行タイプ対策が完璧!ここで倒さないと・・・サイコキネシス!」
シバ「何度も同じ技でやられると思わないで貰おう。スカイアッパー!」
リオン「ブイ!戻って!」
慌てて選手交代を行う。ブイは既に限界であった。
リオン「ブイの分も頑張って!チョキ!空を飛ぶ!」
《効果は抜群だ!エビワラーは倒れた!》
サトル「思ったよりも、苦戦しているな。これが、四天王の力・・・」
リオン「ここで、チョキを出さざるを得ないなんてね。想定外だわ。でも、まだまだよ!」
シバ「その通り。俺もこれからだ。イワーク!」
リオン「交代!チコ!花びらの舞!」
チコ「メッガァ!」
《効果は抜群だ!イワークは倒れた!》
サトル「リオンのチコは、花びらの舞を使わせたら右に出る者なんて居ない!これでシバさんの手持ちは、あと一体!リオンはまだ六体揃ってる!いけるぞ!このバトル!」
シバ「それはどうかな?カイリキー爆裂パンチ!」
《チコは倒れた!》
リオン「チコ!何で・・・?も、もしかして・・・」
シバ「そうだ。特性「ノーガード」。お互いの技が確実に当たるようになる。カイリキーは技をかわす事は出来ないが、引き換えに自分の技を確実に当てられるようになるのだ。」
リオン「だから、命中率が低い爆裂パンチが当たったのね・・・」
シバ「さあ、どうする?」
リオン「まだまだ!チョキ!エアスラッシュ!」
《効果は抜群だ!》
リオン「防御、硬いわね・・・でもね、もう限界のはず!空を飛ぶ!!」
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シバ「・・・負けた。この俺が・・・」
リオン「よっし!勝てた!皆、お疲れ様。」
サトル「これが、四天王の力・・・」
シバ「俺がいう事は何も無い。ただ、前に進め。まだ、我ら四天王最後の人間が残っている。」
リオン「はい。」
サトル「・・・」

ジョウト地方、どこかの上空。虹と銀の光がゆっくりと交差する。
???「あれからは、何も無い。平凡な世界に戻りつつあるな。」
???「ああ。・・・我々も、あの子ども達もポケモンも、この惑星(ほし)に生きる、同じ生き物。」
???「惑星(ほし)にとっては、我々もちっぽけな一介の生き物に過ぎない。」
???「我々が、《伝説》である事がこの世界の平和につながるのであれば・・・」
???「永久にそうである事を願う。」
そして、光は双方に分かれた。


次回へ続く


シバさんは、正直普通に倒せた相手でしたね。イワーク以外は、エスパー&飛行で落とせたし。
次回は、四天王最後の砦登場です。