二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- ポケモン二次創作 【金ノ瞳、銀ノ翼】 ( No.109 )
- 日時: 2010/10/03 22:15
- 名前: 豆電球 ◆Y6CWE4r6bA (ID: sp0cIx.0)
第三十七章 〜想う位良いですよね?〜
リーグ、第四の部屋
リオン「いよいよね。最後の相手は、悪タイプの使い手だったっけ。相性抜群は、手持ちに居ないわ。ブラッキー以外は、別のタイプも持ち合わせているから問題は無いわね。」
サトル「でも、悪タイプオンリーのブラッキーはどうするんだ?」
リオン「う〜ん・・・」
サトル「珍しいな。考えていなかったなんて。」
リオン「っ!その時になったら考えるわよ!」
サトル「はいはい。お前ならやりかねないわ・・・」
???「あらぁん?ここまで来るなんて・・・やるじゃなぁい。貴女ね、ワタルがいってた女の子って。」
リオン「はい。カリンさんですよね。よろしくお願いします。」
カリン「この坊やはボーイフレンド?」
サトル「え?あ、あの・・・h」
リオン「ただの幼馴染ですよ。始めましょう。」
サトル「ガーン!!」
リオン「?どしたのさ、サトル。」
カリン「そんなんじゃモテないわよぉ。じゃ、行きましょうね。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
カリン「ブラッキー、行ってちょうだい!」
リオン「チコ!ソーラービーム!」
カリン「パワー充電中に、おしまいにしてあげるわ。シャドーボール!」
リオン「チコ、耐えて!」
チコ「メッガァ・・・!」
リオン「よし!ソーラービーム発射!」
《ブラッキーは倒れた!》
カリン「ふぅん。だてにここまで来たわけじゃないって事ね。じゃあ、この子はどうする?ラフレシア!」
リオン「交代!はやて、火炎放射!」
《効果は抜群だ!ラフレシアは倒れた!》
カリン「ラフレシア!?・・・ゲンガー行って!」
リオン「交代!ブイ、サイコキネシス!」
《効果は抜群だ!ゲンガーは倒れた!》
サトル「ここまでは、順調だな。でも、コレで終わるなんてとても思えない・・・」
カリン「ところで、本当にあの坊やとは何も無いのぉ?」
リオン「そんな事言われましても。無いものは無いんですよ。そもそも私には・・・」
カリン「あっらぁん!好きな人でも居るの!?」
リオン「・・・まあ、居ないことは無いです。」
サトル「・・・。」
カリン「誰なのぉ?教えてぇ〜!」
リオン「バトルが終わったらお教えしますよ。さあ、次は誰ですか?」
カリン「この子よ!ヤミカラス!」
リオン「めりぃ、行って!放電!」
《効果は抜群だ!ヤミカラスは倒れた!》
リオン「この子は・・・もしかして、ロケット団にいたヤミカラスですよね!?」
カリン「そうよぉ。貴女が里親を募集したね。それで、私の手持ちに入ってるのよ。」
リオン「このヤミカラス、カリンさんに凄く感謝しています。幸せそう!」
カリン「そう。嬉しいわ。さあ、最後のポケモンになっちゃったわねぇ・・・ヘルガー!火炎放射!」
《効果は今ひとつのようだ》
リオン「ふぶき!決めるわよ!波乗り!」
《効果は抜群だ!ヘルガーは倒れた!四天王のカリンとの勝負に勝った!》
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
カリン「負けちゃったわぁ。クレイ君、チャンピオンに戻ってから三週間の天下だった訳ね。残念♪」
リオン「とてもそうには見えないんですが、もしかして・・・そういう事ですね。」
ニヤニヤ顔で問い詰める。カリンはまんざらでもないようだ。
カリン「ワタルは、クレイ君が逃亡した後ずっとチャンピオンの座に就いていたのよ。今は、フスベにいる筈☆」
リオン「私より、ずっと近くて良いじゃないですか。私なんて、どれだけ離れているか・・・」
カリン「あら、私だってそうよぉ。彼には、イブキがいるもの。私なんて眼中にも無いでしょうね。」
リオン「カリンさんは自信もって良いでしょ。年齢も近いんだし。私は幾つ離れてるのやら・・・」
カリン「自信もって。貴女なら大丈夫よ。まずは、クレイ君を倒してからねぇ。」
リオン「はい、頑張ります。カリンさんもね!」
サトル「あ、じゃあ・・・」
カリン「ところでリオンちゃん、暫く坊や借りていい?ちょっとお話したいのん☆」
リオン「ああ、どうぞ。じゃ、サトル。行って来るねー」
サトル「え!?ちょ・・・」
カリン「貴方、リオンちゃんが好きでしょう?一目見て分かったんだから。」
リオンとは違う、大人の女性の香りに意識が少し薄れる。意識を慌てて呼び戻して答える。
サトル「・・・そうですよ。でも、どうしようもないんです。リオンには・・・」
カリン「そんなの坊やに勇気が無いだけよ。ちゃんと勇気を出して、頑張ってみなさい!」
サトル「・・・はい。じゃ、俺行きますわ。」
サトルが去った後、一人になった部屋で呟く。
カリン「まったく、恋っていいわよねぇ〜☆私も頑張っちゃおうかしら?」
三人それぞれ、想い人が居る。
カリン「さて、今からフスベに行こうかしら?会うぐらいは良い筈。」
傍にいる事が許されない事なら、想う位は良いですよね?
次回へ続く
カリンさんは、すっごい大人の女性として書きたかったので、こんな感じになりました。
あと、珍しく皆素直になりました。
次回は遂に、クレイ君再登場ですよー!!!