二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- ポケモン二次創作 【金ノ瞳、銀ノ翼】 ( No.11 )
- 日時: 2010/08/10 14:19
- 名前: 豆電球 ◆Y6CWE4r6bA (ID: sp0cIx.0)
第九章 〜この世界の監視役〜
エンジュシティ焼けた塔前。
サトル「さっきジムに行ったけど、ジムリーダーはここに居るって聞いたから来たけどさ・・・」
リオン「大昔に焼け落ちた塔で、現物保存してるんだって。特別な塔だったみたい。行こう。」
サトル「おい!崩れるんじゃねーのか?」
リオン「じゃあ、私だけ行くから待っててよ。」
焼けた塔内部、リオンはウバメの森で感じたような力をまた感じる。
リオン「ここも、か・・・。あ、いたいた。マツバさーん!」
マツバ「ああ、リオンちゃんじゃないか!久しぶりだな。ココに来たってことは僕に用があるのかい?」
リオン「まさか、ジムリーダーになっていたなんてね・・・。もちろんジム戦の申し込みにきたんだけど。」
???「マツバ、知り合いか?この女の子は。」
マツバ「ああ。リオンちゃん、紹介するよ。彼は僕の古い友人でね、ミナキっていうんだ。ジョウト地方の様々な伝説を調べているんだ。
で、ミナキ、この子はリオンちゃん。ワカバタウン出身の、僕のいとこ。こないだオーキド博士から、ポケモン図鑑を貰ったんだってさ。」
ミナキ「はじめまして。ミナキだ、よろしく。」
リオン「ええ。ところで、ジョウト地方の伝説を調べているということは、この塔が焼けた理由も知ってるんですよね。ぜひ知りたいなーって思いまして。」
ミナキ「いいだろう。昔、虹色のポケモンが世界を見守っていた、ということは有名だが、実はこの塔は昔、人間とそのポケモン『ホウオウ』が交流していた場所なんだ。
ところが、欲深い人間がホウオウの力を欲しがり、塔に火を放った。そのときに小さなポケモンが3体犠牲になった。ホウオウはかわいそうに思ったんだろう、その3体を自分の力で蘇らせることで、塔の火事から助け出したんだ。
その3体はホウオウの意思の元、人間界に降り立ち、ホウオウの代わりに、人間の監視役となった。
それが火山の化身『エンテイ』、雷の化身『ライコウ』そして、水の化身『スイクン』というわけだ。」
リオン「で、あっちにあるスズの塔は・・・」
マツバ「焼けた塔の代わりに作られた塔。でも、一度もホウオウは降りてきたことがないんだ。」
リオン「・・・。私は、今もホウオウは人間達を見ていると思います。でもポケモンを利用する連中がいる限り、ポケモンと人間が仲良くならない限りホウオウは降りてこないと思う・・・」
マツバ「!・・・そうか。さてと、そろそろジムに戻るか。」
その時、下から聞いたことがない鳴き声が聞こえた。リオンには助けを求める言葉に聞こえたようだ。
全員「!!!」
リオンのみ下へ続く梯子に駆け出した。マツバ、ミナキもリオンを追う。
ミナキ「リオンちゃんはどうしたんだ!?いきなり駆け出して・・・」
マツバ「あの子は少し特別な力があってね・・・何かを感じ取ったらしい。」
焼けた塔1階。
リオン「ここで、聞こえた・・・。3体居るのは分かるんだけど・・・。」
パシュン!!!
現れたのは見たこともない、高貴に満ちた3体のポケモンたちであった。
???「封印が解けた・・・?あの娘、我らの言葉がわかるのか!?」
???「とにかく早く行かねば!我らの主人が・・・」
そのうちの2体、炎のポケモンと雷のポケモンが飛び出していく。
最後に残った1体、水のポケモンが進み出てリオンの疑問に答えた。
???「助けていただいてありがとうございました。私の名はスイクン。先ほど出て行った2匹はエンテイ、ライコウです。」
リオン「私は何もしていません。しかし、封印されていたとはどういうことですか?」
スイクン「我らは半年ほど前になぜかここで封印されていたのです。しかし貴方が封印を解いてくれた・・・」
リオン「私は何もしてないんですが・・・」
スイクン「いや、貴方と貴方の手持ちのウインディのおかげといったほうが正解ですかね。」
リオン「!?はやてと私が・・・・・?それはどういう・・・」
ライコウ「おい!スイクン、何をしている、早く行くぞ!」
スイクン「貴方とはどこかでまた、会うことになるかもしれませんね・・・・。では失礼。」
リオン「まって!どういうことなんですか?私とはやてがあなた方の封印を解いたって!?」
スイクン「また、分かりますよ・・・。」
ミナキ「感動だ!あんな近くでスイクンが見られるなんて!」
マツバ「スイクンと話をしていたみたいだけど・・・何かあったのかい?」
リオンはさっきの出来事を説明した。2人とも驚きを隠せないようで・・・
マツバ「あの3体が封印されていたなんて・・・しかもリオンちゃんがその封印を解いたなんてね・・・。」
ミナキ「信じられん・・・。真実とは信じがたいが・・・人の前に滅多に現れないスイクンが、君の前でずっとじっとしていたこと・・・・。」
マツバ「信じるしかなさそうだね・・・。」
サトル「リオン!さっき見たことないポケモンが3匹この塔から飛び出したんだけど、大丈夫だったか!?」
リオン「うん。へーきだったよ♪それよりジム戦だ〜〜!!!!」
マツバ「はいはい。(さっきのことは黙っていたほうがよさそうだね)行こうか。」
ミナキ(まさかリオンちゃんが・・・。まさかな。)
次回へ続く
はいでました。エンテイライコウスイクンイベント!
本当にこれからどうしよう・・・
マツバとリオンはいとこ!という設定は当たり前ですがオリジナル(と言う名の妄想)です。
マツバさんにはリオンのような力はないという設定ですね。
次回はジム戦です。前回のようなことがないように気をつけます・・・。