二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- ポケモン二次創作 【金ノ瞳、銀ノ翼】 ( No.58 )
- 日時: 2010/09/10 20:44
- 名前: 豆電球 ◆Y6CWE4r6bA (ID: sp0cIx.0)
第二十六章 〜翡翠の閃光〜
リオン「ウツギ博士?どういう事なんです!?」
ウツギ『だから、研究所に来れば分かるって!待ってるから!』
プツン・・・
サトル「何なんだ?」
リオン「分かんない・・・前回も、似たような事があった気が・・・」
ギンガ「とにかく、行ってみないと分からない。戻ろう。」
ウツギ研究所
ウツギ博士が、ある少年と話をしている。
ウツギ「あの子達に連絡したよ。すぐに戻ってくるから。それにしても、君のおじいちゃんはせっかちだね。」
???「ええ。いきなりだったから、驚きましたよ。お陰で、ジムを開ける羽目になりました。」
ウツギ「それは大変だったね・・・でも、本当は楽しみなんじゃない?自分の後輩に会うんだからさ。」
???「・・・そうですね。おじいちゃんから聞いていますよ、彼女の活躍は。とても楽しみです。」
ウツギ「リオンちゃんは、ワカバの英雄だからね☆」
リオン「ただいま戻りました。博士!何かあったんですか?」
ウツギ「やあ、待ってたよ。」
???「初めまして。君がリオンちゃんなのか?」
リオン「?はい。えと、貴方は・・・?」
サトル「もう、嫌な予感しかしないぜ・・・」
ギンガ「・・・トキワ新ジムリーダー、ヒスイさんですね。」
ヒスイ「へえ、俺の事知ってるんだ。まだ、ジムリーダーになって二ヶ月なのに。」
ギンガ「それは、就任してから一度も挑戦者に負けた事が無いという、ウワサが飛んでいますからね。」
リオン「一度も!?凄腕なんですね・・・」
サトル「で、何でジムリーダーがここに?」
ウツギ「それは、僕から説明するよ。彼は、あのオーキド博士のお孫さんなんだ。今回の、ロケット団復活事件の早急な解決のために、君達のサポートをして貰う事になったんだ。」
リオン「へぇ、よろしくお願いしますね。」
ヒスイ「よろしく、三人共。」
サトル「ああ、はい。」
ギンガ「どうも。」
リオン「ところでヒスイさんに一つ、お願いがあるんですが、いいですか?」
ヒスイ「何?俺に出来る事ならいいよ。」
ウツギ研究所敷地内
サトル「まさか、バトルを申し込むなんてな。リオンらしいけど。」
ギンガ「面白いバトルになりそうだな。」
リオン「ごめんなさい。話を聞いてたら、どうしても戦いたくなっちゃいました。」
ヒスイ「俺は構わないよ。形式は一対一の一発勝負。公式バトルじゃないから、君が勝ってもバッジは渡せない・・・これでOK?」
リオン「結構です。よろしくお願いします!」
ヒスイ「後輩だからって、手加減はしないからね!」
《ジムリーダーのヒスイが勝負を仕掛けてきた!》
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ヒスイ「行けっ!サイドン!」
リオン「サイドンなら、チコ!お願い!」
ヒスイ「先行はそっちで良いぜ。」
リオン「では、遠慮なく・・・マジカルリーフ!」
ヒスイ「かわして、メガホーン!」
リオン「チ、チコ!!かわすのよ!」
《効果は抜群だ!》
リオン「!かわしたはずなのに・・・どうして?」
ヒスイ「技は、発射する際に空気の動きを読むことで、僅かに軌道を変更することが出来る。」
リオン「そんなことが出来たなんて・・・なら!花びらの舞!」
ヒスイ「かわせ!」
《効果は抜群だ!》
ヒスイ「へえ、やられたらやりかえすんだな。しかも、先程よりも急所に近い所を。」
サトル「それが、リオンクオリティ!」
ギンガ「これでリオンが優勢に立ったな。」
ヒスイ「それはどうだろうか?花びらの舞は、連続で使うとこんらんする。どう対処するのやら・・・」
《効果は抜群だ!チコは疲れ果てて、こんらんした!》
リオン「チコ!アロマセラピー!」
ヒスイ「なるほど。状態異常を回復させる技を覚えさせてあったか。」
リオン「まだまだです!日本晴れ!」
《日差しが強くなった!》
リオン「そして!一ターンで、ソーラービーム発射!!」
ヒスイ「!!」
《効果は抜群だ!》
ヒスイ「こんなに追い詰められたのは、アイツ以来だ。しかし、これで決める!火炎放射!」
リオン「チコ!!!」
《効果は抜群だ!チコは倒れた!ジムリーダーのヒスイとの勝負に敗れた・・・》
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
リオン「日本晴れを使ったことが、逆に仇になったのね・・・ごめんなさい、チコ。大丈夫?」
チコ「メガ・・・」
ヒスイ「あんなに楽しいバトルは、ジムリーダーになって初めてだよ。ありがとう。」
リオン「いえ、こちらこそ。まだ未熟者だという事に改めて、気づかされました。」
サトル「リオンが負けた・・・」
ギンガ「まあ、こんな事もあるだろう。次戦う時に、勝てばいいだけの話だ。」
リオン「ヒスイさんて本当にお強いんですね!尊敬しちゃうな〜☆」
ヒスイ「そんな事無いよ。俺より遥かに強い奴がいる。アイツを倒すまでは、俺はまだまだ修行しないと。」
リオン「その人って誰なんですか?」
ヒスイ「ん〜さしずめ、俺のライバルって所かな。今ちょっと行方不明だが。」
サトル「行方不明って、大丈夫なんですか!?捜索願いを出した方が・・・」
ヒスイ「その心配はいらないよ。何たって奴は・・・」
ウツギ「お取り込み中悪いんだけど、またロケット団の情報が届いたよ!」
リオン「次は何処に?」
ウツギ「キキョウシティの、マダツボミの塔らしい。何だか、古い建物によく現れるみたいだね。」
ギンガ「もう一度、ルギアを捕獲するつもりなのか?」
ヒスイ「なら、渦巻き列島に向かうはずだが・・・あそこはルギアの生息地と言われているからな。」
リオン「とにかく向かわないと。行きますか。」
ヒスイ「そうだね。行こう。」
次回へ続く
ヒスイと言う少年は、本家ゲーム内のグリーンです。
名前はそのままにしようかと思っていましたが、リオン達が日本名なのでそこに合わせました。
ということで、真チャンピオンの「彼」の名前をどうしようかと迷っております・・・
もしかしたら募集するかも・・・(多分募集します!)
次回は、マダツボミの塔で乱闘が発生しますよ。