二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

ポケモン二次創作 【金ノ瞳、銀ノ翼】 ( No.72 )
日時: 2010/09/19 14:30
名前: 豆電球 ◆Y6CWE4r6bA (ID: sp0cIx.0)

第二十九章 〜誓い〜

四人の特訓はまだ続いていた。
ヒスイ「サイドン、メガホーン!」
リオン「チコ、ソーラービーム!」
《効果は抜群だ!サイドンは倒れた!》
ヒスイ「リオンちゃん!いい感じに仕上がったんじゃないかい?今の感じを忘れないようにね。」
リオン「よっしゃあ!チコ、やったよ!」
チコ「メガ!」
ヒスイ「スランプを無事に打破出来たようだね。良かったよ。」
サトル「これで一安心だな。」
ギンガ「よそ見してていいのか?バクフーン、きあいだま!」
《オーダイルは倒れた!》
サトル「あー!今のはナシだろうが!!?」
リオン「HAHAHA!油断してちゃだめじゃん☆」
ヒスイ「はい、サトルは腕立て伏せ五十回!」
サトル「えー・・・」
ギンガ「ふっ、自業自得だ。」
ヒスイ「ギンガ、君も五十回!」
ギンガ「えー!?」
リオン「クスクス。私とヒスイさんは続けてるからね。」
ヒスイ「じゃあ今度は、ウインディの技を練習しようか。」
リオン「はい、お願いします。はやて!」

サトル「あー、俺無理だわ。二十回が限界・・・」
ギンガ「弱いな。俺な、んかっ、さ、三十回もっ、出来るぞっ・・・」
リオン「あと何回?」
サトル「俺は二十五回。あいつは・・・」
ギンガ「三十六回だ。あと、十四、回!」
リオン「だらしないなぁ。ヒスイさん!まだこいつら終わって無いです!」
ヒスイ「こら!もう十回追加!」
サトル&ギンガ「えー?そんなぁ・・・」

リオン「ヒスイさん、私が何を迷っているのか、分かりました。」
ヒスイ「原因は?」
リオン「彼です。組織を壊滅させた後、別れることになる。心のどこかで、いやだったのかもしれないです。」
ヒスイ「成る程。で、答えは出たんだね。」
リオン「はい。」
サトル&ギンガ「47、48、49、50!終わった!」
リオン「おつかれー!今から休憩だって!」
サトル「あ〜・・・俺もう無理〜」
ギンガ「同じく。限界だ〜・・・」
リオン「私が鍛え直してあげようか?」
サトル&ギンガ「それはいいから!俺達、絶対身が持たないから!」
リオン「何なのよまったく・・・はやて、行こう。」
ヒスイ「どこか行くのか?」
リオン「ちょっと二十九番道路へ。」

29番道路
リオン「旅立ちの道・・・はやては知らないでしょう?」
はやて「・・・」
リオン「ワカバタウンの風が、ここまで届くんだよ。《始まりを告げる風》何度来ても変わらない。」
そよ風が、リオンとウインディを撫でる。
はやて「・・・ブルル・・・」
リオン「ここは、十年経っても何も変わってない。景色も、空気も。」
???「わかるのですね。」
リオン「え?!ス・・・」
???「お久しぶりです。お元気でしたか?」
リオン「ええ。でも、何故ここに?」
???「私もこの風が好きなんです。時々来るのですよ。貴方もでしたか。」
リオン「・・・この間、ルギアに会いました。ロケット団に捕らえられていたんです。」
???「ライコウから聞いています。貴方と、銀の少年が救ったと聞いておりますよ。」
リオン「今は、一匹で行動しているのですか?」
???「ええ。三手に分かれて、情報収集しているのです。そして、ついに我が主の行方が判明してきたのです。」
リオン「本当ですか!?い、今何処に?」
???「渦巻き列島ですよ。ルギア様の住処にいらっしゃるそうです。」
リオン「どうして?」
???「本来ならば、鈴の塔を拠点に様々な場所を移動していらっしゃるはずなのですが・・・」
リオン「ロケット団が鈴の塔に、乗り込んだからですか?」
???「それもあるのですが、一番の原因はマダツボミの塔が破壊された事です。ジョウトには、様々な塔があることをご存知ですか?」
リオン「ええ。鈴の塔に焼けた塔。そしてマダツボミの塔・・・」
???「これらの塔は互いが存在していて、バランスが保たれているのです。しかし、今回マダツボミの塔が破壊された事により、塔同士で保たれていた、バランスが崩れてしまった・・・」
リオン「だからホウオウが降りて来ることが出来なくなった・・・ってことは!」
???「ええ。我が主は、必然的に渦巻き列島に行かざるをえなくなったのです。敵はそれが狙いなのかも知れません。」
リオン「ありがとう!私はすぐに戻って、渦巻き列島に向かいます!」
???「我々も、合流のち向かいます。あちらでお会い致しましょう。」

サトル「何だって!?奴らの目的はそんなに深かったのか?」
ギンガ「これなら、マダツボミの塔を破壊したことにも合点がいく。」
ヒスイ「すぐにあちらに向かおう!」
リオン「はい!」
リオン母「もう行くの?絶対に無事で、帰ってくるのよ?無理はしないこと。」
リオン「うん。分かった。」
リオン母「これを持っていきなさい。何か役に立つかもしれないわ。」
《リオンは透明な鈴を手に入れた!海鳴りの鈴を手に入れた!》
リオン「ありがと。行って来ます!」
リオン母「二人共、リオンの事よろしくお願いします。」
サトル「はい!」
ギンガ「全力で頑張ります。」
ヒスイ「じゃあ、行こうか。」
リオン「はい!」
「今度こそ止める。何があっても、必ず!」


次回へ続く


???は誰でしょう?本編でネタばれしまくってますが。
次回は全面対決なるかならないか・・・
てゆーか、三回に分けそうですね。