二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: [銀魂] No thank you!! [男主トリップ] ( No.14 )
日時: 2010/08/12 12:53
名前: 廻 ◆E2FCewEIt. (ID: mXej9PvR)
参照: http://www.kaki-kaki.com/bbs_m/view.html?482369

第二訓:迷ったらとりあえず行動してみよう。

「俺、どうしよ」
不思議なほど自分の状況を理解することは早かったが、今後どうしようかと考えれば頭が痛んだ。
もちろん自分の家もないし、
知り合いなんているはずがない。
完璧な絶体絶命だった。
しかも何で俺、刀持ってんだよ……。
左手に握られた黒塗りの刀。
気づいたら手に握られていたのだ。
もうパンク寸前だよ、俺の小さな小さな脳は。
「どーしよ。マジどーしよ」
道のど真ん中で頭を抱えていたら確実に変な目で見られる。
俺は路地裏に座り込んで頭を抱えていた。
いくら考えてもいい答えなんて浮かばない。
どんどん自分がマイナスになっていくのが分かった。

「どーしよ。あ、俺さっきからそれしか言ってねぇじゃん」

……悩んでも仕方ない。
歩くか。
とにかくどこか行ってみよう。
何か元の場所に帰れる手掛かりとかあるかもしれない。
「よし、行くか「どこに行くんですかィ?」



「ギャァァァ!!」



突如背後から聞こえた声に思わず悲鳴を上げ、尻餅をついてしまった。
あぁ、恥ずかしい。
だって、気配なかったし声の主さん。
そして声の主の顔を見ようと見上げた。

「沖田、総悟……」

栗色の髪、そして隊服。
目の前にいたのは間違いなく銀魂キャラの沖田 総悟だった。
「なんで俺の名前知ってんでィ。まさか攘夷志士「失礼しますー!!」

俺は沖田さんの言葉を遮りその場を去ろうと走り出した。
が、
動かない。
腕が何かに掴まれて動けない。

その何かってのは、
「待ちなせェ。屯所まで案内してやりまさァ」
にっこり黒笑の沖田さんでした。




(逃げることも時には大切である)
逃げれない場合はどうしたらいいのでしょーか。