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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 薄桜鬼 化け狐 ( No.45 )
- 日時: 2010/08/20 12:55
- 名前: 悪夢食 ◆VuRwr/DrPo (ID: FQaXdAFn)
- 参照: そもそも宿題半分も残ってる俺って何
第三話
【決まった!!】
「たのもぅ」
道場でよく聞く台詞を吐き捨て、大広間の(会議の場)ふすまを勢いよくあける。
とれもスカッとするような音が聞こえ、とてもスカッとしないような幹部たちの視線が自分に刺さる。
「てめぇ、どうやって……?」
土方が右手(利き手ドッチ?)を刀にそえ半腰の状態でたずねた。
中途半端の怒りじゃなく、完全なる疑い。
……懐かしい。
俺が反応する前に、一人立った。
「土方さん、やっぱ殺したほうがいいんじゃないですかぁ?」
たしか、沖田とか言ってたな。
沖田がにっこり笑っていう。ふざけてるっぽいけど、すごく後ろになんか、オーラ的なものがみえる。
「物騒すぎるよ、やめてよ。一応言っておくけど血はこびりつくよ?今俺斬っても俺の血がここに残るよ!」
衛生上よくないからやめてと述べるが皆お構いなしだぁ。
早とちりはいけないと思います、人の話は聞いたほうがいいと思います。
そこで俺はふうとため息をこぼすと、緊張で乾いている唇を潤した。
そして一気に言葉を吐き出す。
「俺は赤岸 灸」
ふすまをさっと閉じて中に入る。
俺は視線など気にすることなく続けた。
「……俺を、この新選組に入れてください」
……決まった!!
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