二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 江戸に舞い散る薔薇の花 —銀魂 ( No.106 )
- 日時: 2010/09/21 20:17
- 名前: リリ (ID: 1i8B7xBH)
第七訓〜カーブで転ぶと超カッコ悪いから気をつけろ〜 中編
*
朱里side
「みなさま〜、組分けをいいま〜す!」
おっ、気になるぞ!どれどれ・・・・・。
「組分けは〜次の〜通り〜。赤組〜、天翔朱里、坂田銀時、神楽、沖田総悟、九条アリス、波兎狸。大将、坂田銀時。副大将、沖田総悟。
白組〜、枢紅龍、志村新八、近藤勲、土方十四郎、葉山唯、無兎。大将、近藤勲。副大将、土方十四郎。ちなみに大将とかはわたしが勝手に決めました。」
・・・・・荒れそうな組分けだなぁ・・・・・・。
「朱里ィ、同じアル!絶対勝つネ!」
ま、神楽とか銀もいるし、いっか。
「朱里とか銀ちゃんはいいとして、あのサドと同じは気に食わないネ!なんでアイツが副大将アルか!」
「クソ女、俺だって御断りでィ。しかもアリスまで居やがるとはな。こりゃあ負けたも同然だ。」
「いったな総悟♪のど引き裂いてしゃべれないようにしちゃうぞ♪」
さっそく喧嘩始めたよ。ほっとこ。あっちはどんなんだろ・・・・。
「なんでゴリラが大将なんですか?しかもマヨニコチンさんが副って・・・・。あ〜あ、もう駄目だ。」
「んだとコラ!それはこっちのセリフだ!足引っ張るんじゃねえぞ!」
「だまれや、アホマヨニコチン!てめーこそ・・・。」
こっちもか・・・・。競技は全部で3つか。それまで持つかな・・・・。
「は〜い、始めま〜す。つーかもうめんどいんでふつーに行くね。1番、二人三脚!」
始まっちゃった。喧嘩止めないと。
「神楽、総悟。アリス。いいかげんにしな?再起不能にしてやるぞ?(黒笑)」
「すんませんでした。」
土下座されちった。
「お〜いテメー等、ペア決めんぞ〜、まず俺と狸。朱里と神楽。んで最後にアリスと総一郎君。なにか反対とかあっか〜?」
神楽か。いいじゃん♪やってやろうじゃ・・・
「はい♪なんであたしがこいつとなのかな?変えて♪」
「その通りですぜ旦那ァ。こいつとじゃ一歩も進めねえ。」
銀はう〜んとうなって、
「じゃあアリスと朱里、神楽と俺。狸と総一郎君で行くぞ〜。もう時間ねえみてーだしな。」
アリスとねえ・・・・・。ようし。いっちょやるか!
紅龍side
「二人三脚のペア決めたぞ〜。俺と新八くん、トシと紅龍くん、唯と無兎でどうだ!異議ある人〜。」
俺、はやくも異議あるんですけどね。ゴリラ。
「はい。俺マヨニコチンとは無理です。しょっぱなからマヨで足ぬるぬるしちゃいます。ゴリさんあんたバカですか?」
と、俺が言うと、
「近藤さん、俺もこいつとは無理だ。負け決定しちまう。」
「でも、もう始まるみたいだし、何とかやってくれ。」
「ざけんなクソゴリラァァァァァ!」
俺のシャウトで始まった。なぜか。
?side
「位置について、よ〜い、 ドン!!」
パァン!
ピストルが鳴り、第1走者、アリスと朱里、近藤と新八がスタートした。
白組は、
「アリスゥゥゥ!スピードマックスでいくぞお!あたしの足なめんなぁ!」
「OK♪行くよ♪」
と、言うなりすごいスピードで走る。アリスもついていっている。だてに逃走ぐせがあるわけではないのだ。
一方・・・・。
「近藤さんん!全然追いつけませんよ!どうしましょう・・・。」
「新八くん、次のペアに任せよう。」
「しょっぱなから他力本願かい!ああもう駄目だァァ!」
その頃応援席で・・・・。
「おいケチャップ。最終手段使うぞ。」
「もうですか・・・。速いですが、仕方ありませんね。お二人!お願いします!」
「ぜえぜえ・・・。もう、無理です、近藤さん・・・・。」
「新八君、まだまだ先だぞ。がん ば・・・・。ん?あれは・・・。」
「新八くーん!がんばって〜〜!」
「近藤さ〜ん、あと少しですよ。」
そう、最終手段とは・・・・・。
「お通ちゃァァァァァァん!!」
「お妙さァァァァァァァん!!」
この二人である。
とたんに、
ドドドドドド!!!
スピードアップである。なんと朱里・アリスチームを追い越し・・・・・、
「ゴ〜ル!赤チーム、1点先取です!」
「嘘♪マジで?♪」
「あ〜あ、負けちゃった・・・・。」
朱里とアリスは、信じられないという顔で、言った。
「ちょ、待て待て待て!あんなんありか!?つーかなんで居んのォォォ!」
銀時が叫ぶと、赤応援席から、
「アイス1年分で買収しました。」
という紅龍のメガホン声が飛んできた。
そして間髪いれず、
「次のペア用意して〜。」
と、リリに言われた。
「位置について、ようい、ドン!」
続いて、二組目、銀時、神楽ペア、土方、紅龍ペアがスタートした。
「ちょ、神楽ちゃあん!?速くね?つか俺ズタボロなんですけどおお!?」
もう神楽にひきずられている銀時。
「紅龍に負ける分けには行かないネ!行くアルぅ!」
「もいいから!もういい!やめてェェェ!」
一方。
「ちょ、こっち寄るなや、ニコチン野郎が!」
「るっせーよ!二人三脚なんだから仕方ねーだろ!ホラ、さっさと行くぞ!」
てなやり取りの後、さらに。喧嘩しまくりのこのペア。
—結局こんなんで勝てるはずもなく、あっさり敗北。点が入るか否か、最後の総悟、狸ペア、唯と無兎に託されたのであった。
ちなみに、これ、ひと競技でより多く勝った方に1点が入る、というシステムである。
続く
おまけ☆
「お妙さん、お通さん、これ、約束の物です。どうぞ。」
「ありがとう、家でゆっくりいただくわ〜。ゴリラの名前呼んで寒気がするけれど。」
「あ、じゃあ新八くんにこれ。今度のライブチケット。渡しておいてください。」
二人が帰ったあと、
「はあ・・・・。痛い出費だった・・・。これで賞品くだらねえもんだったら・・・・・リリ殺す。」え。ヤベ・・・・。殺られる。