二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 江戸に舞い散る薔薇の花  —銀魂 ( No.18 )
日時: 2010/08/12 11:55
名前: リリ (ID: EeSEccKG)

第壱訓〜ストレスって貯まるもんだよね え、そんなことない?〜

がばっ!

ハァ、ハァ・・・・
またあの夢見ちゃった・・・ここんとこ最近ずっとそうだよなぁ〜なんか、ストレスが・・・・・

「おい、おまえ。」
やっぱ、ストレスってたまるんじゃなくて、ためちゃうのかな〜

「おい、聞いてんのか?」
あ〜こういうときはスカッと誰かぶっ飛ばして・・・すっきりしたい!

「おい。」
よし決めた!久しぶりにアイツをぶっ飛ばしに行こう!ここかぶき町だし!いるはず!・・多分。

「だから聞いてんのかァァァァ!!」
うおっ!何?
「あの〜なんですか?」
おそるおそる後ろを向くと、
「だから言ったじゃん♪後ろから話しかけちゃダメって♪土方〜♪」という茶髪のかわいい女の子と、
「あー煩い。ちょっと黙りなよ。土方。」というかわいいクリーム色の髪の子と、
「そーですぜ、土方。」というなんかかっこいい人。
「うるせーよ!てかなんでテメーまで呼び捨てなんだ!」で、一番切れてる怖そうな人がいた。え、なにこの状況?
「いや、流れ的にこんな感じですぜ土方。」
「いや流れとかねーから!お前らホント腹立つ!」
「土方さんに言われたくねーですぜィ」
なんかケンカ始まっちゃったよ・・・・ま、いいや!これはチャンス!とりあえずヤバそうだし捕まりそうだし・・・・逃走!
ダッ!
「あっ逃げやがった!お前ら追えよ!」
「了解。」
「あーあ面倒だな〜よし!逃げるね♪」
「おい!アリス!てめっほんと殺すぞ!?」
ふふふ、そんなんじゃあたしは捕まんないぞ!ダッシュ!
よっ!
スタン
あたしは屋根に乗ると、思いっきり走った。
屋根を20こくらい超えたところで・・・後ろを確認。・・・・よし!ついて来てない!セーフ!さてっと・・・やっと銀のとこに・・・・あれ?ここ、どこ?まさか・・・・あたし、迷子?思いっきり知らないとこきちまったァァァァ!

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どうする?どうすんのよ、あたし!


一方—
「ごめん、土方逃げられた。あの子、すごい勢いで足が速い。」
無兎は追っていた朱里を見失ってしまったので、戻ってきていた。
「そうか・・・・。仕方ねえな。一回屯所戻るか。アリスの奴もいるはずだしな。」そういう土方の額には青筋がピクピクしている。
「でも土方さん、あの小娘なんか仕出かしたんですかィ?見たとこ普通のガキにしか・・・・・。」おまえと同じくらいの女の子にガキと言うな総悟。
「バカ言え。あの小娘帯刀してやがった。着物の裏に確かにな。それも・・・・二本だ。普通のガキならあんなもんもってねえ。」
「土方変態じゃん。」
冷やかな目で見る無兎。
「うるさいわァァ!仕方ねーだろ!ちらっとみたんだちらっと!」
「分かった分かった。ちらっとですよねィちらっと。」
「ハァ・・・・土方、見苦しいよ。言い訳は。馬鹿。」

「なんだそのさげずんだ目はァァァァァ!!!」
とにもかくにも土方のシャウトが路地裏に響きわたるのであった。
                               続く