二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 僕が、もしも——。【REBORN】 ( No.11 )
日時: 2010/08/16 17:07
名前: 人間不信 (ID: uT5MQLCg)

「さぁ、始まるね、終夜ちゃん」
「・・・」
白き華は、笑う。



—Flame,05— 未来の世界


「リボーンが居ない?」
「そうなんです!探しても見つからなくてッ・・・」

沢田の友達という少女が息を乱しながらそういってきた。
俺は少し考え込むようにして、

「うん、探しておくよ」
「あ、有難うございます!では、ハルも探してきますんで!」

そういって少女は走り去っていった。
俺は、家の玄関で呆然と立っていた。

—ヒュゥゥゥゥ・・・

「・・・!?」

音のする頭上を見上げて、ギョッとする。

——バズーカ!?

俺は腕をクロスさせて、身を守るようにした。


—ドガァァンッ


辺りが、煙に包まれる。





目を開けて、俺は体を起こした。


—ジャラッ


「・・・手錠」

俺は、何時の間にか自分にかけられている手錠を見て、唖然とする。

「やぁ、始めましてだね。十年前の——終夜、ちゃん」
「!」

俺は、前を見た。
そこにいたのは、白い髪をした、男だった。

「誰だ」
「そんなに警戒しなくても良いよ。僕は、君が所属していたファミリーのボスだ」
「・・・ファミリー?」

俺は首をかしげる。
目の前に居る男はクスッと笑う。

その表情が何故か——沢田と重なった。


「そう・・・僕のファミリー・・・ミルフィオーレの」