二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 僕が、もしも——。【REBORN】 ( No.2 )
日時: 2010/08/16 09:51
名前: 人間不信 (ID: uT5MQLCg)

表上は偽り。裏上は真実。



—Flame,01— 転校生


「行って来ます」
「行ってらっしゃいツッ君」

俺は家の玄関の扉を閉めて歩き出した。
途中、山本と獄寺君と合流して三人で登校をする。


(何時もどおりで、平和だなぁ・・・)


だからこそ、いい日なのだが。

「あぁ、君達。並中生?」

すると目の前に、少年らしき人が話しかけてきた。

「あ、ハイ。そうですけど・・・」
「並盛中学って、こっちで合ってる?」
「え、ハイ」
「転校生なのか?」

何時の間にか隣に居たリボーンがその少年に話しかけた。

「まぁ、そういう事だけど」
「なら、一緒に行きませんか?」

そういうと少年は少し戸惑って、

「・・・いいのか?」
「ハイ」





学校に来ると、校舎の前に雲雀さんが立っていた。

「アレ・・・?今日服装検査か何かあったっけ?」

俺が聞くと山本は苦笑しながら首を振った。
俺も獄寺君も冷や汗を流す。
スッと、少年が前に出る。

「え、ちょっと!?」
「始めまして、風紀委員長の雲雀恭弥だったよな」
「そうだけど、君が「 黒曜中 」から転校して来た、壊崎終夜かい?」
「そう、俺の「 生徒会長 」から聞いてると思うけど」

俺達は会話をする二人に、呆然と立っていた。
すると俺達に気付いたのか、雲雀さんは睨んだ。

「君達、早く入りなよ」
「あ、ハイ!」

俺達は急いで校舎に入った。





少年たちが去っていった後で、目の前に居る雲雀恭弥は、僕を睨む形で見た。

「君・・・六道骸の「 仲間 」なんでしょ?」
「いや、今は裏切り者だ」

俺はそんな風に答えて、ソッポを向いた。

「にしても君・・・あの草食動物と似ているね・・・」
「・・・彼か」

先ほど居た少年の顔を思い出して、俺は苦笑した。

「じゃあ、君、職員室に行きなよ」
「あぁ、そうするよ」

俺はそういって、校舎の中に入って行った