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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 僕が、もしも——。【REBORN】 ( No.24 )
- 日時: 2010/08/17 12:13
- 名前: 人間不信 (ID: uT5MQLCg)
——気が付けば、俺は、世界を嫌いになっていた。
—Flame,10— チョイス開始
「終夜君、此処が戦いの場だよ」
連れられて来たのは、見知らぬ土地。
つまりは無人島だった。
白蘭は俺の眼を見た。
「終夜君。戦うのに——躊躇は無いよね?」
意思とは無関係に。
感情とは無関係に。
俺は頷く。
(裏切り)
「終夜君、来るよ?」
——ブゥウウン・・・
現れたのはボンゴレファミリー。
俺が居ない、ボンゴレ。
(敵)
その単語だけが、俺の中に巡っていた。
「終夜、・・・!」
すがる様な眼差しで俺を見る沢田綱吉に俺は反応さえ出来ない。
只——敵対心のこもった感情を向けるだけで。
「フフッ・・・じゃあ、次のチョイスを始めようか」
そういって白蘭が取り出したのは、ジャイロ・ルーレット。
アレも一種のボックス兵器なのだろうか。
「皆が見やすいように映し出そうね」
パッとホログラムによって映し出された映像には、紋章と属性を表す物があった。
「リングの手を歯車の側面に添えて、綱吉君」
「え・・・」
「ほら、こうするんだ」
「こ、こう?」
「チョイスの掛け声で右に回すよ」
「え、ちょ、ま」
「チョイス」
——ガラッ
右に回った歯車は、やがて止まった。
「これで決まったからね、バトル参加者♪」
俺は、目を伏せた。
◆
参加人数が決まって、俺達は一旦チョイスに使うユニットに来た。
山本のスーツを用意して、俺は少し考え込んでいた。
「終夜・・・ッ」
「ツナ、アイツならきっと大丈夫だって」
「山本・・・」
「そうッスよ。アイツは白蘭に操られているだけなんですよきっと!」
(違う・・・終夜には、自分の意思を感じた・・・)
『3分経ちました』
チェルベッロの声が響いた。
俺達は空を見上げる。
「それでは・・・」
『チョイスバトルスタート!』
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