二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 僕が、もしも——。【REBORN】 ( No.27 )
- 日時: 2010/08/17 15:08
- 名前: 人間不信 (ID: uT5MQLCg)
「えー!?あの子がミルフィオーレのもう一人のボスーーー!?」
「やはりお前の事だったんだな、ユニ」
「はい、リボーンおじさま」
そういってニコッと微笑んだ大空は、儚げで——。
壊れそうだった。
「はじめまして、ボンゴレの皆さん」
「ハハッ。コレは一本とられたよ。いやあびっくりしたなー。すっかり顔色も良くなっちゃって。元気を取り戻したみたいだね、ユニちゃん♪」
「・・・病気でもしていたのか?」
「違うよ・・・白蘭さんの手によって、魂を壊されていたんだ」
するとユニは語りだす。
「でもその間、私の魂はずっと遠くへ避難していたので無事でした」
「遠く・・・?」
ユニは自分も違う世界へ飛べると言う。
それが大空のアルコバレーノのもう一つの力。
未来を見通す力と——トリップ能力。
ユニは再戦に賛成と言った。
ソレを——白蘭は断る。
「では私は、ミルフィオーレファミリーを脱会します」
「!」
「沢田綱吉さん、お願いがあります」
「お、お願い・・・?」
「私を守ってください」
「えぇーーー!?」
「私だけじゃありません。この———」
ユニはマントのしたからある物を取り出した。
「仲間のおしゃぶりと共に」
そしてユニはおしゃぶりを光らせて見せた。
その輝きは生半可なものではない。
白蘭がユニに手を出そうとしたとき、弾丸が飛んだ。
そしてその場で戦闘が起きる。
「終夜君、じゃあ、君も戦ってくれるかい?」
俺は、何も言わずに。
記憶をなくした頭で、頷いた。
◆
「来るんだ!俺達と一緒に!」
俺はユニを守る事にした。
そして眼が留まったのは、虚空を見つめた目で存在する終夜。
「十代目!今のうちに転送システムへ!」
獄寺君の声で俺はハッとなる。
そして俺達は転送システムへ走り出した。
だけどその後ろから。
「ボス!」
「あ!白蘭!」
するとクロームの槍が霧となって行く。
(この感じ!)
「誰が相手だろうと、僕をとめることはできないよ!」
「クフフフ・・・それはどうでしょうねぇ」
霧から現れたのは——。
「僕に限って」
「!!」
「骸、様」